十勝の温泉ベスト10

2020年11月18日

私は温泉が好きで、地元の温泉に良く行きます。そんな地元の日帰り温泉をベスト10にしてみました。あくまでも、私の個人的な好みで選んでいます。

十勝の温泉1位:ローマノ福の湯

管理人イチ押しの温泉が、ローマノ福の湯です。年季の入った施設で、家族風呂と公衆浴場などがあります。家族風呂と公衆浴場は建物が分かれており、公衆浴場の方は、1階が吹き抜けの駐車場で、2階が風呂になっています。

公衆浴場は、大きな浴槽がひとつだけのシンプルな構成です。他の施設のようなサウナもありません。アメニティもなく、設備では他の施設より見劣りします。

しかし、良いのがお湯なのです。モールの香りがとても良くて、他のことはどうでも良くなるのです。そして、浴槽の温度は40度ほどのぬるめなので、長時間入ることができます。透明感のある茶色のお湯は、とてもきれいです。

カランも温泉です。お湯の量に限りがあるため、お湯の出があまりよくありません。そこは妥協して使いましょう。

このお湯を独り占めしたい場合は、家族風呂がおすすめです。1時間の使用で650円(2018/11)なので、のんびり入浴したい場合におすすめです。

温泉のお湯を重視する人以外にはあまりおすすめできませんが、温泉の好きな人だけが集まる温泉なので、静かで落ち着きます。施設の老朽化が少し心配なので、ぜひ早めに入浴されることをおすすめします。

なぜか不必要に凝った公式サイトがあります。

十勝の温泉2位:芽登温泉

出典:Wikimedia Commons

芽登(めとう)温泉は、足寄町を流れる美里別(ビリベツ)川の支流、糠南(ヌカナン)川のほとりに湧く天然温泉です。開湯はなんと明治34年という北海道でも屈指の歴史を持つ秘湯です。
 
芽登市街を抜けて人家が途絶えた道をしばらく進み、道道から糠南川沿いの林道へ入ります。道はダートなので、林道を走ったことがない人には心細いかもしれません。でもダート走行は短く、ほどなく芽登温泉到着です。建物は年季が入っていて古いです。
 
芽登温泉は日帰り入浴もできます。中に入って受付でお金を払って浴室へ行きます。内湯と露天風呂は改装されて新しく、きれいです。露天風呂がいくつもあって、日替わりで男湯と女湯が入れ替わったり、時間帯で男女どちらかが入れたり、混浴になって湯浴着が必要になったりと組み合わせがあります。
 
そして、第2位にランクインしたのは、やはり泉質の良さです。芽登温泉は自然湧出であり、温度も60度と高温です。そして山の中の1軒宿ですから、お湯が使い放題の贅沢ぶりです。泉質は硫黄泉ですが、透明で柔らかいタイプ。それでも、ぬかびら源泉郷のお湯よりは個性があります。
 
露天風呂の評価が高いですが、個人的には内湯が好きです。お湯の香りが室内に充満して、至福の時を過ごすことができます。また窓が大きいので、露天風呂並の眺めが楽しめます。
 
芽登温泉には、シマフクロウがやってくるようです。宿泊すると見れるかもしれません。また、ちょっと先には糠南ダムがありますし、ずっと先まで行くと南クマネシリ岳の登山口もありますから、日帰りだけでなく宿泊もおすすめです。

十勝の温泉3位:白樺温泉

白樺温泉は、帯広市の西帯広、柏林台(はくりんだい)地区の住宅街にある日帰り温泉銭湯です。ここは建設会社が運営しており、1階に温泉があり、2階は事務所になっています。

白樺温泉のお湯は、他の帯広市内の温泉と少し違って、色が黄色です。それでも、モール温泉特有の香りはありますし、ぬるぬるした感触が強い部類です。そして、お湯の温度が少し高めです。帯広市内の温泉は45度以下が多いですが、白樺温泉は46度位の湯温があり、浴槽のお湯は熱めです。

また、お湯の量が多いため、掛け流し量も多めです。カランにも当然温泉が使われています。また、上がり湯として真湯も用意されていますので、夏の暑い時は温泉成分を流した方がさっぱりすると思います。

施設は古くなりましたが、きれいに保たれていますし、いずれ立て直しもされるでしょう。

サウナもありますし、一般の人にも利用しやすい温泉です。ぜひ、一度行ってみてください。

十勝の温泉4位:アサヒ湯

アサヒ湯は、帯広駅からも近い温泉銭湯です。建物の大きさは民家とそれほど変わりません。当然に宿泊はなく、日帰り専門の施設です。

アサヒ湯は内湯のみの構成で、浴槽も3人程度しか入れない小さなものが1つあるだけです。カランも5人位が限度という小規模な銭湯です。

しかし、お湯の評価が帯広でトップに選ばれることも多い有名な温泉です。一度入ると、そのパワーに驚かされます。まず、体にあっという間で泡が付きます。そして、肌のヌルヌル感は素晴らしいです。アルカリ度が高いせいもありますが、それだけとは言えないと思います。

アサヒ湯は、お湯を地下からポンプアップした後、タンクに保管せず浴槽へ直接流し込んでいるそうです。そして、湯面の下からお湯が供給されるため、ガスが抜けないようです。お湯の吹き出し口からガスが出る時もあって、ガス抜きが必要なのではと思う位です。

このようにお湯が最高なので本来は1位にしたいのですが、浴室の狭さがマイナスです。混んでいると、落ち着けないのです。私は狭いところがあまり好きじゃないので、ゆっくりできる時もあるのですが全然落ち着かない時もあって、どうしてもローマの方へ行ってしまいます。

アサヒ湯には狭いながらもサウナがあります。平日の空いた時に1度は行ってもらいたい温泉銭湯です。

十勝の温泉5位:ぬかびら源泉郷

「天宝山からぬかびら源泉郷を望む」

上士幌町の音更川上流には糠平湖があり、その湖畔にぬかびら源泉郷があります。ここには、温泉宿が複数あり、どの宿も源泉掛け流しの温泉を持つ贅沢な温泉街です。

ぬかびら源泉郷のお湯は、無色透明で香りもかすかな温泉臭がある程度に過ぎず、特徴があまりないです。しかし、自然湧出か、浅いボーリングで自噴する自然度が高い温泉で、お湯が柔らかくて良質です。個人的には、強烈な硫黄泉よりも、アルカリ寄りの透明な硫黄泉の方が好きです。

お湯だけならもっと上位にしたいのですが、5位に留まったのは日帰り専門施設がないからです。これだけお湯が贅沢ならば、共同湯のような日帰り湯があって欲しいところです。今までは湯元館が気軽に入ることができる宿だったのですが、経営が変わって気軽には行けなくなってしまいました。

日帰り入浴は大部分の宿でやっているのですが、混雑している時には入れない場合がありますので注意してください。

でも、手湯があることは歓迎です。その場所はなんと郵便局です。ぬかびら郵便局の前で手湯ができるようになっています。郵便局の横に源泉があり、ほんとにお湯の豊富な温泉街です。

老朽化した建物が多いですが、いつまでも続いて欲しい温泉街です。

十勝の温泉6位:丸美ケ丘温泉

音更(おとふけ)町木野市街の東のはずれにある高台を登った先に、丸美ケ丘温泉(まるみがおかおんせん)はあります。ここは温泉ホテルだったのですが、今は素泊まりができる程度で、日帰り入浴と家族風呂が主な営業になっています。

温泉の井戸が2つあり、どちらもモール泉です。37度ほどのぬる湯は、体温位の温度なので長湯ができます。人気はこちらのぬる湯に集中しています。ほぼ無色透明で香りもあまりありません。(鉄分を感じます)

もう一方のお湯は温度が高く、広い大浴槽に投入されていますが、それでも熱いです。お湯は茶色が濃く、モール臭と硫化水素臭があります。源泉掛け流しですが、夏はお湯の温度が高すぎるということで加水されることがあります。それでも、熱い時が多いです。

カランも温泉で、高温湯の方が使われています。また、家族風呂も高温湯の方が使われています。石鹸とシャンプーは備え付けられていないので、用意しておきましょう。

お湯の良さでモール泉を楽しみたいのであれば、十勝川温泉よりも丸美ケ丘温泉をおすすめします。ただし、施設は古いですから、お湯以外はあまり期待しないでください。

十勝の温泉7位:オソウシ温泉

出典:Wikimedia Commons

新得町市街からトムラウシ温泉へ向かい、岩松の集落を過ぎて道道から分かれて十勝川を渡り、オソウシ川沿いの道を進むとオソウシ温泉があります。道はダートで、しばしば不通になります。不通になった場合は、十勝ダムからの道で行く方法があります。

本当に温泉があるのだろうかと不安になる頃に突然オソウシ温泉は現れます。建物は古くて、設備の良さを期待する人には向きません。

オソウシ温泉のお湯は、アルカリ度がとても高く、なんとPH10を超える超アルカリ性です。湧出量はとても多いようですが、湯温は26度ほどで地下水よりも少し温かい程度しかなく、温泉の定義ぎりぎりの温度です。そのため、浴槽は加温されています。

でも、加温されているとは言え、硫黄の香りがする極上の湯です。でも掛け流しではないので、人が多い時は避けた方が良いでしょう。加温浴槽の隣に源泉浴槽があります。通の人は、加温浴槽と源泉槽を交互に入ります。私は心臓に悪いのでしませんが。

そして、オソウシ温泉の真骨頂は露天風呂です。露天風呂は、加温風呂と広大な混浴源泉風呂で構成されています。加温風呂はぬるいです。また、混浴源泉風呂は、源泉井戸から直接お湯が投入され、お湯を十分に堪能することができます。真夏の暑い時期なら気持ちが良いのではないでしょうか。

温度が高ければ間違いなく上位にランクされる温泉です。今までにも休業している時期があったので、これからも続いていくかはわかりません。今のうちに入っておきましょう。

十勝の温泉8位:幕別温泉パークホテル 悠湯館

悠湯(ゆうゆ)館は、幕別町札内にある温泉ホテルです。この辺りは十勝川温泉と並び、古くから温泉がありました。昔は温度の低い鉱泉を利用していて、今も井戸からお湯が自噴しているところがあります。それらは、だいたい20度前後のお湯が多いです。

悠湯館のお湯は、ボーリングによって湧出した40度後半の高温湯です。当然ですが自家源泉となっており、贅沢にお湯が使われています。ホテルとしては豪華な部類ではありませんが、お湯を楽しみたいのなら十勝川温泉よりも悠湯館を選ぶと良いでしょう。

内湯は少し熱めです。ジャグジーのある湯舟の方が若干ぬるいです。そして、屋上に続く階段があって、屋上は露天風呂になっています。露天風呂が気持ち良いです。住宅街の外れの高台にある温泉なので外の景色は楽しめませんが(男性は塀越しに眺めることができます)、内湯の換気がいまひとつなので、露天風呂がおすすめです。

モールの香りもなかなか良いです。欠点としては、ホテルの日帰り入浴なので休憩する場所が狭く、ゆっくりできないところです。その休憩ルームも、冬は寒くてあまりいられません。

近くに施設の整った温泉施設がありますが、価格が高くてお湯もイマイチなのでとくにおすすめしません。ただ、高台にある高層建築の温泉なので、眺めはいいと思います。

十勝の観光での泊りなら、悠湯館がおすすめです。

十勝の温泉9位:留真温泉

浦幌市街から浦幌川の上流に向かい、留真(るしん)地区で留真川沿いの道へ入りしばらくすると留真温泉があります。一時期休業していましたが、町営の温泉として新しく建て直されました。とてもきれいな温泉施設です。

留真温泉のお湯もPH10に迫る強アルカリ泉です。湯温が30度弱とこちらも微妙ですが、つるつるして良いお湯です。むしろ、この場所で温度のあるお湯が出ていることが不思議です。ボーリングの深さも浅いので、深く掘ったらもっと温度が期待できるのかも?

温度が足りないので沸かしていますが、カラマツのチップを燃やして加熱しているようです。露天風呂もありますが、山の中なので虫の攻撃が激しい時があるので注意してください。

飲泉ができますが、なかなかエグい味です。

施設には食堂もあって、くつろぐことができます。帯広からは少し遠いですが、池田から山道(道道ですが一部ダート)を使うと、かなり近道ができます。ただ、慎重に運転してください。

温度が高くて掛け流しであれば、文句なしに上位に入る温泉です。昔の方がつるつるだったとも言われますが、十分良いお湯なので行ってみてはいかがでしょうか。

十勝の温泉10位:天然温泉 ホテル光南

ホテル光南(こうなん)は、帯広市の住宅街の中にある温泉ホテルです。ホテルですが、工事関係の人が宿泊する場合が多いようです。夕方になると、工事関係の人が1日の汗を落としに来ます。

お湯はモール泉ですが、ごく普通でこれと言って特徴がありません。帯広市内のモール泉としては、ほんとに中間的な位置にあります(個人的な感想として)。もちろん、源泉掛け流しで良いお湯なことは間違いないです。温度は若干ぬるい印象です。

少し前(H30/3)まではラドン湯もあったのですが、通常のお湯に代わりました。打たせ湯になっており、帯広市内の温泉施設では貴重です。

ボディーソープとシャンプーが付いています。スーパー銭湯系には付いていることが多いですが、付近の温泉銭湯には付いていないので、利用することも多いです。

朝食バイキング付きで格安で入浴できるので、朝風呂をしたい人におすすめです。

十勝の温泉 番外編

「トムラウシ温泉」お湯はほんとに豊富です。

十勝の温泉ベスト10はいかがでしたか。すごく偏りがあって批評も多そうですが、私の個人的な感想なので、ご了承ください

ベスト10に入らなかった温泉を述べていきたいと思います。

雌阿寒温泉は、お湯の良さで非常に評判が良いのですが、最近は行ったことがないためベスト10から除きました。これだけは、ベスト10に入るべき温泉だと思っています。

山田温泉は、文句なしに推薦したい大好きな温泉(1位か2位)なのですが休業中です。復活が予定されていますが、良さがだいなしになる可能性があります。

トムラウシ温泉は、源泉掛け流しになったので評価を上げたいところですが、温泉の内湯がどうしても気に入りません。昔のボロボロの温泉だった時代が懐かしいです。

菅野温泉は、新しくなってからはあまり良く感じません。特に冬はもっと温かい施設にしてほしいです。然別にある温泉は、福原が現時点で休業中で、もう一軒は日帰りには向きません。

幌加温泉は混浴なので、行ったことがありません。いいお湯だと思うのですが。

十勝川温泉は、共同管理湯なので、お湯に新鮮さがありません。独自源泉のあるホテルは良いと思いますが、日帰りができるとしても気軽にというわけには行きません。新しく日帰り施設ができましたが、水着が必要なので論外です。昔のサイクリングターミナルの温泉が唯一良かったですね。

ナウマン温泉は、真湯のような特徴がなさそうなお湯ですが、PHが高く、意外に滑らかなお湯で良いです。泉源がずっと離れた場所にあり、パイプラインで運んでいるので、お湯の良さが少し劣化することと、湯温が低すぎるところが残念です。

晩成温泉も、温度があれば良いお湯なのですが。平日に訪れたい温泉です。

野天湯は、ヌプンに行くのが困難になり、岩間温泉も今は簡単に行けません。でも、岩間への道は復活させる必要はないです。行きたい人が歩いて行く温泉にして欲しいです。天狗の湯には一度行ってみたいです。場所はわかりますが、一人で行くには怖いですね。

この他、帯広市内の温泉で良いのは、たぬきの里、ボストン、朋の湯、自由が丘温泉、君の湯ですね。これらは十分おすすめです。スーパー銭湯系は、人気で言えば一番ですが、お湯は残念です。

ベスト10から外れた主な温泉を紹介しました。あくまでも、お湯第一で判断していますので、料理や部屋の質などは評価に入っておりません。その点をご了承ください。