北海道で知名度が低いけれど見逃せない展望タワー3つ
北海道では過去に多くの展望タワーが造られており、現在も現役である展望タワーが少なくありません。しかしながら、今後の維持に問題を抱える展望タワーも多く、このままでは閉鎖となる展望タワーも少なくないと思われます。
そこで、知名度が低いですが見逃せない展望タワー3つをピックアップしてみました。少しでも利用者が増えれば存続の道へつながると思いますので、ぜひ行ってみてください。
※紹介した塔が、近い将来閉鎖というわけではありません。あくまでも、個人的に興味を持った展望タワーを選びました。
1.オホーツク・スカイタワー
JSMAP2地図 (地図アプリ「さっぽろ周辺マップ ライト3」でも見ることができます)
紋別市には流氷観光で有名な「氷海展望塔オホーツクタワー」がありますが、山側の紋別山(大山:334m)にも「オホーツク・スカイタワー」があります。こちらは電波塔を兼ねた展望施設で、紋別市とオホーツク海を望むことができます。
オホーツク・スカイタワーは、テレビやラジオ放送に欠かせない施設のため管理が十分ですが、その分?有料です(大人200円、子供100円)。

また、周囲は公園になっており、流氷シーズン以外でもくつろげる場所です。散歩道も用意されているので、歩いて体をリフレッシュするには最適でしょう。
2.雄冬岬展望台
かつて、陸の孤島と呼ばれた増毛町雄冬。その山側に「雄冬岬展望台」はあります。名前に「雄冬岬」が入っていますが、雄冬岬からは少し離れています。というのも、雄冬岬付近は断崖絶壁でトンネルで通過してしまう場所のため、実際に行くことは困難だからでしょう。

雄冬市街から山側にある岩石公園へ向かいます。駐車場に車を停めて雄冬岬展望台への道へ入ります。その道ですが、手すりのある鉄でできた空中回廊になっており、これほどの鉄橋を整備したことに驚きます。
そして展望台ですが、らせん状の階段を登った先に展望フロアがあります。眼下に雄冬の街が海岸にへばりつくように並んでいます。今の道路がなかった時代は、往来が大変だったことが偲ばれます。
雄冬岬展望台そのものよりも、そこまで続く鉄製の道の保守が大変そうです。見るなら今の内かもしれません。
3.常呂森林公園 百年記念展望塔
「常呂森林公園 百年記念展望塔」は、北見市常呂町にある、開基100年を記念して作成された展望タワーです。

頂上部の形状がホタテの殻に似ていますが、これは鳥の羽を広げた様子を形にしたそうです。とても立派な塔ですが、評判の方は今一つ良くない感じです。展望塔がもっと眺めの良い場所にあれば良いのに、という意見を見かけますが、あくまでも百年記念塔であり、常呂町市街を見渡せる一番の場所が選ばれたのでしょう。
もう少し整備をして欲しいですが、北見市の財政状況が厳しいこともあって今後が心配です。ぜひ、行ってみましょう。
4.JSMAP2地図公式で展望タワーの地図を公開中
JSMAP2地図公式で、北海道にある展望タワー(展望台)の地図を用意しています。ぜひご覧ください。