フンベ山 ~ 池田町の展望台

2020年10月7日

JSMAP2地図 帯広

フンベ山は、北海道池田町の利別駅の近くにある小山です。今は訪れる人も少ないですが、かつては賑わいを見せた場所でした。

そんなフンベ山の昔と今をご紹介します。

1.フンベ山の概要

フンベ山を望む

フンベ山は、標高170mほどの小山です。池田町と音更町の間には長流枝内丘陵(オサルシナイ)という標高200m前後の丘陵地帯があり、その東端にフンベ山は位置します。

名前の「フンベ」はアイヌ語で「鯨」を意味します。確かに南側や東側から見ると、山の形が鯨のようです。そして付近では鯨の化石も出ているので、名前がぴったりと合っています。

フンベ山は、今は観光地としての紹介はされていません。稀にハイカーの人が訪れる静かな場所となっています。

2.フンベ山の昔

フンベ山山頂

静かな佇まいのフンベ山ですが、昔は人が良く訪れる池田町の観光スポットでした。

昔(1970年代くらいまで?)は、スキー場として利用されていました。フンベ山の東斜面がゲレンデになっていたのです。でも私が行くようになった時にはスキー場はすでに廃止されていて、斜面が荒れ始めていました。リフトもないスキー場でしたが、池田町市民のスキー場として賑わったようです。

今はスキー場の面影がほとんどありません。水道施設ができたことにより、地形が大きく変わってしまいました。

そして私の記憶では、フンベ山のハイキングコースが、山頂からさらに十勝川温泉付近の「十勝が丘」まで続いていたと思います。これも私が行く頃には廃道となっていて、十勝が丘側からも道がはっきりしないため引き返した覚えがあります。これが今でも残っていたら、楽しいハイキングコースだったと思います。

また、フンベ山の山頂付近に、木の櫓で作られた展望台がありました。これも初代と二代目があったと思うのですが、私にはっきりとした記憶があるのは二代目の方です。二代目の櫓はしっかりとしたものでしたが、西暦2000年のちょっと前?に解体されてしまいました。

フンベ山山頂にある三角点

フンベ山の山頂は木々が多いので、櫓がなくなったのは本当に残念です。

その後もハイキングコースとして紹介されていたフンベ山ですが、いつしか紹介もなくなり、ほとんど人が訪れることもなくなりました。ハイキングコースが荒れ放題になることもありましたが、何度も木材伐採で道が整備されたおかげで、今もコースが保たれています。

今のフンベ山がどういった状況にあるのか分かりませんが、迷惑にならないように静かに歩く程度なら良いのではと思います。

3.ハイキングコースとして続いて欲しい

フンベ山から池田町市街地方面

フンベ山の今ですが、特に案内版もありませんし、駐車スペースもほとんどありません。水道施設にあるスペースに車は置かない方が良いでしょう。車を停める場所は、ハイキングコースの入り口付近に少しあるだけと考えてください。

このような状態のフンベ山ですが、今も毎年行っています。自分にとっては何十年も通っているので、これからも行きたい気持ちがあります。できるだけ荒らさないように謙虚にハイキングができる山として、これからも続いて欲しいです。