利尻島でヒグマ! [2018]


「さっぽろ周辺マップ 礼文島より」

利尻島でヒグマの痕跡が2018年5月30日頃から報告されています。足跡や糞の状況からヒグマに間違いないようですが、利尻島にはヒグマがいないというのが定説です。いったい、どこからやってきたのでしょうか。

1.利尻島とは

利尻島は、北海道稚内の西側に浮かぶ島です。島の中央には利尻山(1721m)が聳えていて、裾野を広げながら島を形作っています。つまり、一つの山で構成される島です。

利尻山は日本百名山にも選ばれ、登山者の多い山です。しかし火山であり、有史以降の火山活動がないため崩壊が進んでいます。山頂部も毎年のように登山道が崩れて補修作業が行われています。そして、今は本当の山頂までは行けず、その前の祠のあるところが山頂となっています。

2.ヒグマはどこからやってきた?


一番有力なのは、北海道本土から泳いで渡ってきたというものです。実は、明治45年5月22日にも前例があり、この時のヒグマは駆除されてしまいました。

ヒグマの痕跡は島全体に及んでおり、行動範囲の広いことが伺えます。今後の動向に注目が集まります。

3.昔はヒグマがいたらしい

時代を遡って13世紀の頃は、ヒグマがいたようです。利尻島の裾野には広く豊かな森があるのですから、ヒグマが生きていくことも難しくはないでしょう。

見つかっても駆除しないで欲しいと個人的には思いますが、どうなるでしょうか。

4.その後の経過

6/6 足跡と糞はヒグマと断定される。オスのヒグマとのこと。今のところ、人間の出したゴミは食べていない。

6/9 ヒグマは人間を避けており、今のところ危害を加えないということで様子見の状態。北海道本土に戻ることを期待。

10/31 この日に行われたヒグマ対策会議で、ヒグマは利尻島から離れた可能性が高いとの報告がされました。しかし、本土に戻るにしてもGPSも何もない状態でどうやって分かるのでしょうか。ヒグマを始めとする動物の能力については、まだまだ分からないことが多いのでしょう。