測量山 ~ 室蘭市の展望台


地図は「さっぽろ周辺マップ 苫小牧」より

室蘭市には、函館市のシンボル函館山と同様の存在として「測量山(200m)」があります。しかし、函館山のような知名度はなく、今一つ活用されていない感があります。

そこで、今回は測量山を中心に室蘭市の魅力を紹介します。ぜひ、室蘭観光の参考にしてください。

1.測量山の概要

鉄のまちとして北海道有数の工業都市として栄えた室蘭市は、北海道本土から海へ突き出した絵鞆半島と、その基部で構成されています。そして、絵鞆半島は平坦ではなく、測量山を最高点とする丘陵になっており、太平洋側は断崖絶壁になっています。

測量山の名前の由来は、以下のとおりです。

1872年(明治5年)、札幌へ至る札幌本道(現・国道36号)建設に当たり、開拓使の陸地測量兼道路築造長である米国人技師ワーフィールドが測量を行うために登ったことから、当初は「見当山」と呼ばれ、その後現在の名称に改められた。

出典:Wikipedia

山頂には、テレビ塔(送信所)が幾つも林立しています。また、函館山と同様に展望台もあり、夜景がきれいです。さらに函館山にはない特徴に、工場やコンビナートの夜景があります。最近は全国各地にある工場の夜景が観光の目玉になっていますが、北海道では室蘭が唯一楽しめる場所と言って良いのではないでしょうか。

夜景だけでなく日中の眺めも良く、白鳥大橋も良く見えます。その背後には羊蹄山が聳えており、その左には有珠山、右には室蘭市民の憩いの山である室蘭岳が聳えており、展望は抜群です。

そんな測量山ですが、ロープウェイや公共交通機関、頂上施設がないため、あまり観光客が訪れないのが現実です。室蘭駅から歩く場合は、山頂まで50分くらい掛かります。山頂までの室蘭の街並みを楽しみながらの歩きがおすすめですが、体力的に難しい方はタクシーを利用しなければなりません。

そこで、かなり限定的ですが、夜景観光バスが運行される期間があります。以下のサイトで確認してください。

室蘭夜景見学バス:http://muro-kanko.com/night/bus2019.html

2.ライトアップ


出典:室蘭市 公式

測量山の山頂からの眺めは素晴らしいですが、ふもとからの眺めも楽しめます。それは、山頂に立つテレビ塔がライトアップされていて、ふもとから綺麗に見えるのです。ライトアップは1988年から継続されており、ライトアップの色も、青や緑、黄色?などがあり、美しいです。

塔の数が7本ほどであることと適度な配置であることで、バランスが実に良いです。財政的に存続が危ぶまれた時もありましたが、いつまでも続いて欲しいですね。

3.地球岬(チキウ岬)

絵鞆半島の外海側は断崖絶壁になっていて、そこに地球岬の灯台が立っています。これが日本の風景とは思えない、実にすばらしい絵になっています。北海道の代表的な岬である襟裳岬納沙布岬宗谷岬などにも灯台がありますが、写真映えでは断然に地球岬が上でしょう。

地球岬へは路線バスを使いますが、バス停「地球岬団地」で降りてから歩かなくてはなりません。この距離が少しあって坂も登る必要があることが少し難点です。私が訪れたのは冬だったので、少し滑って難儀しました。人数が揃えば、タクシーで行くのも良いのではないでしょうか。

地球岬の手前に駐車場があり、お土産屋があります。ここのお土産の名物に「炎の毒まんじゅう」があります。これは、6個入りの饅頭なのですが、その中の1個だけ激辛饅頭になっています。私は購入しませんでしたが、仲間で盛り上がる際に絶好のお土産でしょう。

4.室蘭を応援しよう!


「室蘭駅前」

一時は18万人もの人口で栄えた室蘭市も、今は9万人を割り込んで活気が失われつつあります。街の活気の中心も、絵鞆半島から北海道本土にある東室蘭に移ったように見えました。

しかし、海と山の地形に富んだ室蘭市は、観光地としての魅力が大きいです。もっと室蘭市の魅力を広める必要があるでしょう。

室蘭市へは、JR北海道の「一日散歩きっぷ」が使えます。2,260円の切符を購入すれば、札幌近郊にあるJR線の普通車自由席が、1日乗り放題です。期間や切符の購入できる駅などの制約があるので、以下のJR北海道のサイトで確認してください。

一日散歩きっぷ

室蘭には、おいしい食べ物もあります。カレーラーメンや、豚肉の焼き鳥など特徴的ですので、ぜひ食してください。