北広島ボールパーク ~ 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」を核とした拠点になります

2019年11月26日

北広島ボールパーク

地図は「さっぽろ周辺マップ 札幌」より

2023年に「北海道日本ハムファイターズ」のホーム球場が「北広島ボールパーク」に移転します。そして、その模型が2019年10月28日から北広島市役所5階で展示されています。今(2019年11月)は土地の整地が始まったばかりですが、今のうちに模型で完成した姿を確認するのも楽しいでしょう。

さて「北広島ボールパーク」という名前である以上、普通の球場とは違うようです。そこで今回は、北広島ボールパークの全容を紹介します。

1.北広島ボールパークの概要

ボールパーク模型

出典:北広島市 公式

北広島ボールパークは、野幌森林公園の南、国道274号やJR千歳線の南側に造られます。造る場所は野幌森林公園から続く「野幌原始林」の中にあり、自然の豊かな場所として「北広島レクレーションの森」という形で利用されてきました。一帯にはキャンプ場やサイクリングロードなどがあり、個人的にも親しみのある場所です。

この場所に、新設の球場が造られます。そして球場だけではなく周囲は公園として整備され、ホテルやショップ、温泉、住宅などが集まる一大拠点として整備されるとのことです。今はのどかな田園風景の場所ですが、これからは北海道を代表する観光スポットとなりそうです。

2.新球場の概要

新球場は、屋根が開閉式で、3万5千人が収容できる大きな球場になります。球場内部の造りが、今までの日本の球場というよりは、アメリカの球場に近い構成だと思います。以下に動画を用意しました。

出典:youtube

札幌ドームも革新的でしたが、新球場も従来にはない球場となるようで楽しみですね。

3.交通手段(アクセス)は

北広島市
地図は「日本周遊マップ」より

北広島ボールパークへの交通手段ついて考えてみます。

鉄道

北広島駅

出典:Wikimedia Commons

現状で北広島ボールパークへの一番近い公共交通機関は、JR北広島駅です。北広島駅から北広島ボールパークまでは1.7kmあり、微妙な距離です。歩くにはちょっと遠いため、おそらくシャトルバスが用意されるものと思います。

2019年12月11日に、北広島ボールパークの前に新駅を作る計画案が発表されました。新駅は無理だろうと思っていただけに驚きです。ただ、2027年度末開業の予定で、北広島ボールパークの開業には間に合いません。でも新駅ができることから、将来的にアクセスがとても便利になりそうです。

残念ながら、JR北海道の「快速エアポート」は止まらない予定です。札幌千歳空港間はJR北海道の稼ぎ頭ですから、優先されるのは当然でしょう。

北広島市としては北広島ボールパークの前に新駅を作って欲しいようですが、現在のJR北海道にその余力があるとは思えません。また、札幌中心部からは各駅停車では遅いので「快速エアポート」を使う必要がありますが、新駅を作ると千歳空港までの所要時間が増えてしまいます。快速エアポートはJR北海道の稼ぎ頭ですから、新駅の影響は無視できないでしょう。

自動車

北広島ボールパークの土地は広大なため、駐車場の広さも十分です。今の札幌ドームよりも車の停めやすさが格段に向上すると思います。(ただし、駐車場は有料です)

新たにきたひろしま総合運動公園線ができました※。国道274号線からは、自転車の駅へ行く道を進むと良いでしょう。また国道36号線から行くには、道道1080号線を進んでから道道1180号線を進みます。途中にラウンドアバウト(ロータリー)が設置されました(赤丸ポイント)。

詳しい内容を、別記事で用意しました。

※正確にはラウンドアバウトから新球場までの間が新設されました。2023年3月に供用開始予定です。

自転車

エルフィンロード

出典:Flickr

北広島ボールパーク近くを、サイクリングロードの「エルフィンロード」が通っています。このエルフィンロードは北広島駅から上野幌駅までの区間ですが、その先も札幌市街へ自転車道が続いていて東札幌まで行くことができます。

土日や祝日の日中に行われる試合であれば、自転車で行くのも楽しいと思います(時間に注意)。エルフィンロードの区間は、木々の多い自然の豊かな区間なため、走るとほんとに気持ちが良いです。

エルフィンロードに関する投稿記事があります。よろしければどうぞ。

4.自然との調和を大切にして欲しい

クマゲラ

出典:Photo AC

北広島ボールパークができる場所は、野幌森林公園から続く野幌原始林の一角です。私は昔、野幌森林公園を良く歩きました。野幌森林公園の南部では、キツツキの一種「クマゲラ」を良く見かけました。クマゲラは豊かで広い森でないと生息できません。

私が今、良く行く森は面積が狭いため、クマゲラを見かけても定着しません。大都市圏に残る野幌原始林にできるだけ影響のないよう、北広島ボールパークを造って欲しいです。

5.温泉は期待できる

北広島ボールパークの周辺には、温泉施設がいくつもあります。この周辺で沸く温泉はモール泉で評判が良いです。北広島ボールパークで湧出する温泉がどうなるかは分かりませんが、期待できると思います。

6.新しい北海道の観光拠点となるか

エスコンフィールド北海道

出典:北広島市 公式

期待の大きい北広島ボールパークですが、心配もあります。それは、札幌から距離があり野幌原始林にある北広島ボールパークに、人がちゃんと集まるかです。箱物だけ立派であれば、大きな負の資産にもなりかねません。

でも、完成したら行ってみたいです。北海道も高速道路が整備されたため、地元(帯広)から北広島までは2時間もあれば行けます。魅力的な施設であれば、全道各地から人が集まるでしょう。もちろん、北海道外の観光客にも期待です。

これから工事が本格化するので、随時報告したいと思います。

7.開業までのニュース

北広島ボールパークが開業するまでのニュースを記録します。

新球場の名称は「エスコンフィールド北海道」に決まる

新球場の名前に「命名権」を付けて広く募集していたところ、東京の不動産会社「日本エスコン」が10年の命名権を取得しました。

新球場の名前は、「エスコンフィールド北海道」です。。。何かピンと来ないのは私だけ?

ちなみに、ボールパーク全体の名称も付くようで、「北海道ボールパークFビレッジ」になるそうです。「北広島」の名前がないのが気になります。

2023年の開幕戦は3月30日

新球場も、かなり出来てきました。2023年からは、新球場で日本ハムファイターズの試合が行われます。

そのお披露目となる開幕戦ですが、他の球場よりも1日早く、3月30日に行わることが決まりました。当日は他の試合が行われていないので、日本中の注目を集めた開幕戦になります。きっと、大盛り上がりですね。

新球場が公認野球規則を満たしていないことが分かる

2022年11月7日に行われた実行委員会で、エスコンフィールド北海道公認野球規則違反していることが議題となりました。これは、本塁からバックネットのフェンスまで18m(正確には60フィート)なければならないのに、15mしかないことが分かったためです。

もう進捗が95%ほどで完成間近のエスコンフィールド北海道ですが、思いにもよらない事件です。どういういきさつで15mになったのかは分かりませんが、もう開幕まで半年を切っているので、何かしらの安全対策を施して開幕に間に合って欲しいですね。

2023年現状のまま球場をオープンして試合を行い、2023年オフから規則に合うように改修を始め、2024年オフにかけて改修するそうです。(2024年の試合はどうなるのか今一つ分かりませんでした)とりあえず2023年の開幕ができることになったので良かったです。しかし、責任の所在と、公認野球規則を今一度検討する必要があるでしょう。