浦臼神社 ~ カタクリとエゾエンゴサクを見るならココ!

2018年9月30日

浦臼町にある浦臼神社は、春に咲くカタクリエゾエンゴサクの美しさで有名です。そして毎年春になると境内にたくさんのカメラマンの姿を目にします。そこでは三脚が立てられて行列ができるのですが、何かを狙っているようです。

それでは詳しく紹介しましょう。

1.浦臼神社とは

浦臼神社は、浦臼市街ではなく、鶴沼寄りの鶴沼公園の西側にあります。落成が1910年ですから、100年を超える歴史のある神社です。鶴沼公園から浦臼神社へ向かうとJR札沼線(同区間廃線)があり、渡った先に長い階段があります。その先に浦臼神社があります。

地図は「日本周遊マップ」より

また、浦臼神社の西側には「いこいの森公園」があります。ここの駐車場に車を置いて浦臼神社へ行けば、階段の昇り下りもなくて楽ちんです。

2.エゾリスを入れた写真が定番

地方の神社に過ぎない浦臼神社ですが、実は知名度が高いです。それは、カタクリエゾエンゴサクが境内に咲き乱れて、春の風物詩として良く取り上げられるからです。その光景は、鮮やかな絨毯を敷き詰めたようです。

そして、この境内をエゾリスが駆け回ります。その風景を求めてカメラマンが大勢集まります。遊歩道沿いには三脚の列ができて、これも名物となっています。結局、同じような写真ばかりになるのですが、お伽の国のような光景は一見の価値があります。

カタクリエゾエンゴサクについては、姉妹サイト「Wildflower北海道」で紹介しています。よろしければどうぞ。

3.南側にある遊歩道がおすすめ

個人的におすすめは、浦臼神社の南側にある遊歩道(地蔵巡り?)です。遊歩道の両脇にカタクリエゾエンゴサクが咲き、フラワーロードを楽しめます。そして、ところどころにお地蔵様があり、花が添えられています。また、キクザキイチゲなどの野花も多いので、ぜひ歩いて欲しい道です。

4.背後の浦臼山もカタクリの名所

浦臼神社に咲くカタクリやエゾエンゴサクの見ごろはゴールデンウィークまでですが、その背後にある浦臼山カタクリは、ゴールデンウィーク明けからが本番です。そして、カタクリだけでなく、タチツボスミレシラネアオイなどの多彩な野花や高山植物が咲く、とても楽しいところです。

また、浦臼山山頂部は平たんで見晴しが良く、石狩平野がとても良く見えます。ここは天空の稜線散歩が楽しめるため、快適な山歩きを体験できます。登山道はピンネシリ方面へと続いていますが、距離があることと整備が悪くなっているため、十分な経験と準備が必要です。

浦臼山は、昔ハンググライダーのメッカだったところで、ジャンプ台の跡などが残っています。

5.まとめ

旭川市男山と並んでカタクリの名所である浦臼神社には、一度は行って欲しいです。また、隣接する鶴沼公園には、温泉キャンプ場があるので、1日を通して楽しめます。

そして山側には「鶴沼ワイナリー」もあり、ワインを楽しめます。春の天気の良い日に、浦臼神社に行ってみてはいかがでしょうか。