大雪山銀泉台 ~ 車で行ける北海道最高所です

2020年7月13日


地図は「さっぽろ周辺マップ 旭川」より

標高1,500mにある大雪山銀泉台。その銀泉台までは車道が通っており、車で行ける北海道最高所になっています。

銀泉台は、登山者における赤岳登山の出発点ですが、一般の人にも十分楽しめる場所です。それでは紹介していきましょう。

1.銀泉台の概要


「第一花園から銀泉台(左中央)を望む。背後は東大雪の山々」

銀泉台は、大雪湖の湖畔を通る国道273号線から道道1,162号線に入って進み、終点にある高台です。そこに至る道は一部舗装ですが、大部分はダートのため、車の運転は注意が必要です。夏季には定期運行バスも走りますし、貸切バスが通ることもあるので、慎重に車を運転しましょう。

銀泉台には森林パトロール事務所があり、登山道に入る場合は行程を記入する必要があります。帰って来た時も記入しないと、山で遭難したと思われるので注意しましょう。

銀泉台から先も、しばらく道路跡が続いています。本当は山の反対側にある忠別方面へ抜ける道路が作られる予定でしたが、自然保護運動の高まりから中止になりました。もし道路が完成していたら、大雪登山はハイキング並みになるところでした。

昔、銀泉台には山小屋(銀泉台ヒュッテ)があって、宿泊や食事ができました。今、銀泉台で泊まるなら車中泊をするしかないですが、トイレはあっても水に困ります。靴を洗う水場がありますが飲用には適さないので、もし使うとしても煮沸が必要でしょう。

銀泉台に駐車できる車の数は公表されていませんが、最近は駐車に困ることも少なくなりました。昔は車を林道脇に順次駐車する必要があるほど混雑していました。

2.赤岳登山の出発点


「赤岳山頂から北海道第二の高峰北鎮岳を望む」

赤岳登山は、登山としては初心者レベルですが、高度が2,000mを超えて北海道最高所を気軽に楽しめるため、おすすめです。黒岳もお手軽ですが、観光客まで軽装で黒岳山頂に行くほど俗っぽいので、登山を趣味としているなら赤岳が良いでしょう。

銀泉台で既に標高は1,500mを超えているので、山頂までは500m強を登るだけで済みます。そして、第一花園、第二花園、コマクサ平などで高山植物を十分に楽しめます。また、上部には第三、第四雪渓があり、その周りも高山植物で溢れています。花を楽しみながら登るので、苦しさを感じることも少ないでしょう。

赤岳山頂は、岩の積み重なりで出来ています。ちょっとしたコブに過ぎない山頂は、周りの山の方が高いせいで頂上らしさがないですが、見晴しはとても良いです。もし体力と時間に余裕があれば、白雲岳まで足を伸ばすと良いでしょう。

3.秋の紅葉は絶景

銀泉台から第一花園にかけての東面は、秋の紅葉がみごとです。紅葉のピークは9月中旬頃です。この時期は道路が規制されて入れなくなり、シャトルバスを使って銀泉台へ行くことになります。(夜間のみ開放されます)

登山をしない人も、銀泉台からは紅葉が良く見えないので、少し登山道を進むと良いでしょう。車道跡がなくなり登山道になってから少し進めば、東面が良く見えるようになります。紅葉の規模は、日本でも最大クラスでしょう。また、目線を下げて岩場を見てください。ナキウサギを見ることができるかもしれません。

4.星を見る場所としても最適

銀泉台は標高1,500mもありますから、大気がとても澄んでいます。ここから見る星空は、下界で見る時よりもずっと良く見えます。天の川を見るなら絶好の場所と言えるでしょう。そして重い撮影機材も車で運べるので、素晴らしい天体写真も撮れるでしょう。

5.アクセス

銀泉台への道は、6月下旬から10月上旬までの期間限定で開放されます。しかし9月の紅葉シーズンは、2週間ほど日中は通れません。年によって紅葉シーズンの規制日が異なるので、確認してから行くようにしてください。

2019年の通行規制は?

2019年9月14日から9月23日までが通行規制されます。

定期運行バス

なんと、銀泉台へ定期運行バスが出ています。層雲峡を朝6時位に出発して、1時間ほどで銀泉台へ到着します。層雲峡を14時過ぎに出るバスもあり、帰りに銀泉台を15時半位に出発するので下山に適しています。

行きも帰りも利用に便利ですし、行きだけ利用して帰りはロープウェイで下山するというルートも良いでしょう。このように便利な定期便なので、ずっと続いて欲しいです。

紅葉シャトルバス

紅葉の時期は車で日中に銀泉台へ行けないため、シャトルバスを利用します。大雪湖の石狩川インレット部にあるレイクサイドから、だいたい30分おきに銀泉台へ便が出ます。昔から見れば、混雑は緩和されました。(来る人が少なくなった)

車を臨時駐車場に置く必要がありますが、協力金が必要です(200円ほど)。また、銀泉台へのバス料金は片道500円ほどです。

9月の1週間ほどは、大雪高原温泉行きのシャトルバスと運行が重なります。よって、行きは銀泉台行きのバス、帰りは高原温泉発のバスを利用するといったこともできます。そうすると、赤岳、小泉岳、白雲岳、緑岳の縦走が可能です。足に自信のある人は利用すると良いでしょう。

バスは道北バスによって運行されています。

道北バス

6.赤岳登山の地図/行動ログ

赤岳へ登る時の地図ですが、スマートフォン用のYAMAPアプリを使うと良いでしょう。
地図だけでなく、登った時のログも取れますから一石二鳥です。

YAMAPアプリで選択する地図は、「大雪山・旭岳・トムラウシ」を選ぶと良いです。

使い方は、以下の投稿を参考にしてください。

地図アプリ「YAMAPアプリ」を使ってみた。

7.誰でも行ける山上を体験しよう


「コマクサ平に咲くコマクサ」

銀泉台の標高1,500mは、北海道では山頂クラスの標高です。その場所へ車で行けるのですから、登山をしなくても山上の世界を楽しめます。そこには、平地では見られない高山植物がたくさんあります。

確かに旭岳黒岳のロープウェイでも同じ高さまで行けますが、家族ではお金も掛かります。車で行ける銀泉台ならガソリン代だけで済みますから、財布にも優しくベストでしょう。(運転は慎重に)