地図アプリ「YAMAPアプリ」を使ってみた。

2018年7月4日

私が山へ行く時は、JSMAP2で作った等高線地図や地理院地図などをハンディGPSに入れて行ってましたが、最近はスマートフォンアプリを使って山へ行く人が多くなりました。

そこで、試しにYAMAPのアプリをスマートフォンにインストールして、東大雪にある東ヌプカウシ山で使ってみました。

ちなみに、私は記録をYAMAPのWebで公開しないので、最低限の機能しか使っていません。

※YAMAPアプリは更新が頻繁なため、メニュー構成が最新版に合わなくなる場合があることをご了承ください。

1.行く前に地図のインストールをしておく必要がある

アプリを起動すると、フッター部にタブが配置されているので、「のぼる」を選びます。すると地図が表示されます。そして、登りたい山へ移動するとピンがあるのでタッチします。
※例は石狩岳を使っています

すると「地図」のボタンが出てくるので、それを選択します。

地図には「無料地図」と「プレミアム地図」がありますが、今回は「無料地図」を選択します。すると、地図がダウンロードされます。

まずは、行く前に地図を用意しておきましょう。マイナーな山には地図がない場合がありますので、そこは少し残念なところです。

2.「スタート」で行動ログスタート

実際に山へ行って、登山開始時にアプリを起動します。手順は地図のインストールの場合と同じですが、今度はダウンロードではなく、ダウンロードした地図が表示されます。

ちなみに「のぼる」のボタンを押すと、ダウンロードした地図の一覧が表示されます。こちらから選んでも良いでしょう。

「スタート」のボタンを押して、ログ取りを開始します。

3.登山中の確認

※旧画面です。

現在位置を中央にする場合は、「+」の上にあるボタンを押します。また、操作を一時停止したり終了する場合は、右下の人アイコンを押します。

写真も撮ることができます。これは、山行記録と紐づけることができるので、とても便利です。

本来は、ポイントごとで写真を撮ったりメモをしておいて、山行を公開するためのネタを集めて行くのですが、私はあくまでもログ取りと現在位置の確認だけに使いました。

4.登山終了後は、YAMAPのサーバーに記録が転送される

YAMAPアプリの便利なところは、行動終了になった後に取得したデーターをYAMAPのサーバーへ自動的に転送することです。家に帰った後でYAMAPのホームページを開いてログインすれば、山行記録が既に登録されています。いちいち自分でまとめる必要がないのです。
(YAMAPアプリの「マイページ」のタブでも、山行の確認ができます)

登山に掛かった時間や、標高差、獲得標高など、GPSログでも確認できますが、YAMAPを使う方が格段に楽に管理できますね。人気なのも分かります。

5.バッテリーの消耗は?

今回は登山時間が短いので、バッテリーの消耗は20%位でした。しかし、バッテリーを使いすぎるアプリとしてAndroidから警告が出ましたし、長時間の山行ではモバイルバッテリーが必須でしょう。

6.ハンディGPSも便利です

山行管理としてYAMAPアプリは大変便利です。でも、私はハンディGPSを使っていきます。それは、スマートフォンを、あくまでも通話をするためのアイテムとしたいからです。使わなくなったスマートフォンを使うという手もありますが、手に持ちやすい形状と耐衝撃性能、防水性能など、信頼性はやっぱりハンディGPSが上です。

そして、YAMAPなどのアプリを使うと、山行がテンプレートどおりになってしまいがちです。私は今後も最低限の情報だけで山に行きたいと思います。

JSMAP2地図を使ったGPSの画面はこんな感じです。ナビ機能がまちがってピンクのラインで入っているところはご愛敬です。

JSMAP2地図はシンプルですが、良かったら使ってみてください。

7.おまけ さっぽろ周辺マップ

「さっぽろ周辺マップ 帯広」

さっぽろ周辺マップは、登山用の地図アプリではありませんが高度計が付いています。上図は登山口での表示ですが、標高900mを超えた表示がされています。等高線があれば登山用でも良いかも?でも、等高線を入れると地図サイズが大きくなりすぎるのです。

車で使ってみましたが、ルートが分かるだけでなく高度が分かると、目的地が近いことがわかって便利です。登山口までのナビに結構使えそうです(登山口までの道路が表示されている場合は少ないです)。

8.ヤマップ(YAMAP)へのリンク

登山サイト、ヤマップ(YAMAP)は、以下のリンクから行くことができます。