Intel第7世代CPU以下のPCにWindows11をインストール

2023年1月3日

私は3台のWindows PCを現役で使っていますが、どれもがWindows10でした。ここ最近はWindowsアプリケーションを登録していないので弊害はないのですが、さすがにこれ以上Windows11に触れないとまずいということで、デスクトップ機の1台をWindows11にしました。

しかしながら、Windows11にしたデスクトップ機はIntel第6世代CPUを使っていて、本来ならWindows11は動きません。Windows11は、Intel第8世代CPU以上が必要です。そのため、セットアップで使うファイルを書き換えてWindows11をインストールしています。

つい先日、Windows11をバージョン22H2にしましたので、画面を使って紹介します。(Windows 10からのアップデートと変わらないはず)

Widnows11をダウンロードするサイトを開きます。

Windows11ディスクイメージ(ISO)」をダウンロードします。いくつか選択があります。まずは「ダウンロードを選択」をクリックし、「Windows 11 (multi-edition ISO)」を選択します。

次に「ダウンロード」のボタンを押すと、言語の選択になります。言語を選択すると「64-bit ダウンロード」のボタンが表示されます。ボタンを押してダウンロードします。

エクスプローラーを開き、ダウンロードしたISOファイルダブルクリックします。

ダブルクリックしたファイルはISO形式ですが、DVD-ROMではないので警告が出ます。構わず「開く」を押します。

ダウンロードしたISOファイルの中身が表示されました。パスを確認すると、DVDドライブ配下になっています。これからファイルの書き換えを行うので、ISOファイルの中身を別の場所にコピーする必要があります。

全てを選択して、作業用に用意したフォルダへコピーします。例では、Cドライブ配下のtmpフォルダへコピーしました。

sourcesフォルダへ移動します。

appraiserres.dll」ファイルが書き換える対象です。これを開きます。でも、これはDLLファイルなので、本来はテキストエディタで書き換えられるものではありません。

appraiserres.dll」をテキストエディタで開きます。右クリックメニューで「プログラムから開く」「メモ帳」を選びます。メモ帳がない場合は、「別のプログラムを選択」からメモ帳を選択してください。

DLLファイルが開かれますが、当然化け化けの文字が表示されます。この中身を空にします。メニューの「編集」「すべて選択」を選んですべての行を選択した状態で「削除」キーを押します。

空になったファイルを保存します。メニューの「ファイル」「保存」を選択します。これで、CPUの世代チェックが行われなくなります。(CPU以外にもチェックする項目がありますが、今回の処理で行われなくなります)

それではフォルダを1階層上がって、「setup」ファイルをダブルクリックします。

セットアッププログラムが立ち上がります。「次へ」を押します。

更新プログラムのチェックが始まります。しばらく待ちます。

インストールへの同意が求められます。「同意する」を押します。

更新プログラムのチェックが始まります。その後、更新プログラムのダウンロードが行われます。しばらく待ちます。

更新プログラムのダウンロードが完了し、インストールの準備ができました。今の環境を引き継ぐために、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックを入れてください。

そして、「インストール」を押します。そうするとインストールの画面になって進行状況が表示されます。時間がかかるので、違う作業をすると良いでしょう。

インストールが終了し、Windowsの仕様を確認すると、無事22H2にアップデートされました。

22H2になった感想ですが、ペイントなどのアプリケーションが思った以上に更新されています。使い勝手に関する部分の変更が意外と多いので、アップデートする意味は大きいと思いました。しかし、私のマシンではグラフィックドライバに少し問題がありそうです。ここは、しばらく使ってみて判断したいと思います。

Windows11の敷居は、少し高すぎる気がします。敷居がもし変わらないのであれば、Windows10のサポート期間を長くして欲しいと感じました。今回の作業は、あくまでも自己責任の上で行う必要があります。今後がどうなるかは分からないので、そうなっても困らない体制だけは用意しておいてください。

追記:23H2も、同様の手順でアップデートできました。