半月湖 (羊蹄山)


地図は「さっぽろ周辺マップ 岩内」より

羊蹄山の比羅夫側のふもとに「半月湖」があります。湖の名前が付いていますが、沼と言った方が良いほどの小さな湖です。周辺は公園や羊蹄山の登山口として整備されており、自然を身近で触れられる場所としておすすめです。それでは、半月湖について紹介しましょう。

1.半月湖とは

半月湖は、羊蹄山の寄生火山の爆裂火口に水が溜まってできた火口湖です。湖の半分は、火口ができてからの噴火で埋まっています。湖が大きく窪んだ底にあるため、湖岸まで遊歩道を15分ほど降りて行く必要があります。少し急な道なので、足元には注意してください。

湖面まで降りると、人工的なものがなく、奥深い自然の真っただ中に来てしまった感じを受けます。昔はボート乗り場などの施設があったようですが、今は自然そのままの姿に戻っています。湖には魚が泳いでいますが、移入された鯉のようです。

そして、湖の周りを遊歩道が一周しています。1周するのには1時間弱掛かりますが、私は冬にカンジキで歩いてみました。トレッキングにはちょうど良いコースだと思います。

2.半月湖畔自然公園

入口に立派なトイレがあって、広い駐車場も併設されています。原生林の中の遊歩道を歩くと、野花が道端を飾っていて、エゾリスなどの小動物や、ハシブトガラなどの野鳥にも出会えます。北海道の本来の自然に触れ合える場所として、おすすめです。

羊蹄山にはヒグマがいないと昔は言われていましたが、いるようです。熊鈴の対策は忘れないで歩きましょう。

3.半月湖野営場

半月湖畔自然公園から車道をさらに進んで登山口へ向かうと、半月湖野営場があります。ここは、私のニセコエリアのベースとして良く利用しました。フリーサイトとトイレ、炊事場しかありません。トイレは登山客との兼用ですし、炊事場はほとんど利用されていません。あくまでも、夜を明かすための野営場です。駐車場が隣接していて、登山客が車中泊に利用しています。

夜中や朝方に到着する車の出入りが多くて落ち着けませんが、無料の野営場の不気味さがないところがおすすめです(無料の野営場はいろいろと怖い)。また、倶知安市街から遠くない利点があります。一人の場合は、下手にアウトドア料理をするよりも、街で外食の方が良いでしょう。

一般的なキャンプには適さない野営場ですが、羊蹄山登山に利用してみてはいかがでしょうか。

4.羊蹄山ひらふコース


「雲に覆われたニセコ連峰を望む」

ひらふコースは、羊蹄山にある4つの登山道の一つです。真狩コースの次に利用が多い登山道ですが、とにかく単調な登りが続く登山道です。変化を楽しむのなら、真狩コースの方が良いでしょう。

しかし、ひらふコースは、ニセコ方面の眺めが良いです。倶知安の街も箱庭のように見えます。9合目になってようやく登りに変化が現われます。山頂のお鉢部分に出てからは、東側にある山頂まで雲上の快適な散歩道になります。羊蹄山は、周辺よりも抜きん出て標高が高いため、眺めが抜群です。また、羊蹄山は高山植物も豊かですから、足元もしっかり見て歩きましょう。

山頂まで掛かる時間は、5時間程度です。少し体力が必要ですから、低山しか歩いたことのない人はトレーニングしておきましょう。

5.近くの温泉

アウトドアで汗を掻いたら、温泉で洗い流しましょう。倶知安市街から少し離れたところに、倶知安温泉があります。露天風呂からは、羊蹄山を眺めることができます。

「くっちゃん温泉 ホテルようてい」http://hotel-youtei.jp/

また、ニセコ駅前にある温泉は、柔らかい無色透明な温泉です。夏は、こういうタイプの温泉がおすすめです。

「ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯」http://www16.plala.or.jp/kiranoyu/

そして、真狩コースの登山で良く使われる真狩温泉も、露天風呂からの羊蹄山がみごとです。

「真狩温泉」http://www.makkarionsen.com/

さらにニセコの山々へ行けば、極上の硫黄泉に入ることができます。この周辺はバラエティに富んだ温泉がいっぱいあって、制覇するのは大変でしょう。

6.まとめ

半月湖周辺は、観光客や登山客で賑わっていますが、半月湖の湖畔に佇むと、嘘のような静けさが漂います。湖の背後に羊蹄山が見えて、原生林で埋め尽くされた場所なので、別世界に来た錯覚まで起きます。

ニセコは、観光、アウトドアが目白押しで回り切るのが大変ですが、半月湖も一度は訪れてみてください。