JR北海道の2022年3月ダイヤ改正について ~ 7駅が廃止されます

2022年2月25日

函館線地図1
地図アプリケーション「日本周遊マップ」より

2022年3月12日から、 JR北海道の鉄道は新しいダイヤで運行されます。それに伴い、利用の少ない駅が廃止されます。また、新駅もできます。そこで、地図アプリケーション「さっぽろ周辺マップ ライト2※」を使って見ていきましょう。

※新ダイヤ対応版のver 3.69は、3月12日にリリースします。

1.函館本線

函館線地図2

函館本線では、5駅が廃止されます。その5駅は、大沼から森町にかけてに集中しています。

大沼沿いにある池田園駅流山温泉駅銚子口駅の3駅が廃止になります。東大沼温泉(流山温泉)もなくなり、寂しくなる一方です。駒ヶ岳の東側を通る砂原線にある駅なので、影響も少ないということでしょう。

函館線地図3

森町から長万部駅の区間にある石谷駅本石倉駅が廃止になります。付近は廃止駅が続出しています。濁川温泉の最寄り駅がなくなるのは残念です。

2.花咲線

花咲線地図

花咲線では、厚岸湖の北側にある糸魚沢駅が廃止になります。人が少ないエリアなので、仕方ないというところでしょうか。

3.宗谷本線

宗谷線地図

宗谷本線にある駅も、毎年のように廃止が出ています。今回は歌内駅が廃止になります。町役場のない町の駅は、存続が厳しいです。

宗谷線地図2

また、東風連駅が廃止になる代わりに、名寄高校駅が追加になります。形式上は、東風連駅名寄高校駅位置へ移動したとなるようです。鉄道は学生の利用がなくなると廃止になることが多いです。

4.学園都市線

学園都市線地図1

学園都市線は、北海道でも営業成績の良い路線です。それは、北海道医療大学駅から先が廃線になり、需要の多い路線のみになったからです。また、電化されたのも大きいです。

その勢いから、新駅ができます。ロイズの工場に近い場所に、ロイズタウン駅ができます。

そして、石狩太美駅太美駅の名前に変わります。

学園都市線地図2

同様に、石狩当別駅当別駅になります。石狩の名前が残るのは、留萌線石狩沼田駅のみになります。

5.根室本線からキハ283系、40系が消える

キハ283系
キハ283系

最近、鉄道Youtuberさんの動画を見るので、気動車の型番が分かるようになってきました。鉄道なんてって思っていたのですが、少しずつはまっています。

キハ283系は、札幌へ行く時に良く乗った特急車両です。振り子式の車両で、座席が傾くのが不思議な感覚でした。ダイヤ改正以降は、キハ261系になります。こちらは振り子ではありませんが(※)、時速130km運行がなくなったので、しばらくはキハ261系が使われるでしょう。

※初期のキハ261系にも振り子装置があったそうですが、使われなくなりました。

キハ40系
キハ40系

普通列車に使われているキハ40系が、H100形に置き換えられます。H100形は、エンジンで発電してモーターで駆動するハイブリッド車両です。本来は特急でも採用されるはずでしたが、新型車両の開発が中止になり、普通列車の方が最新の仕組みを使うことになりました。

正直言うと、特急のディーゼルの音が煩いので、ハイブリッドになってほしかったと思っています。

6.駅の廃止は加速しそう!

直別駅
直別駅跡

新型コロナによる観光需要の低迷と、悪天候や災害による運休が多いことで、JR北海道の経営は苦しくなるばかりです。そのため、今後も路線の廃止と駅の廃止が続くと思います。しかし、それで良いのでしょうか。

最近、鉄道Youtuberさんの動画を見て、カシオペア号やサンライズ(電車ですが)のような寝台列車に興味を持っています。四季島が北海道の路線に入ることがありますが、これらの寝台列車が、臨時でいいから北海道各地を走り回って欲しいなと思います。そのためには、釧網本線や宗谷本線などがなくなってはいけないと思うのです。

廃止を食い止めるためには、各人が鉄道の利用を考えないとだめですね。私も、これから鉄道を少しずつ利用していきたいと思います。