槍ヶ岳~穂高岳エリアのkml(kmz)形式ファイルを提供します

2018年10月30日

以前、JSMAP2で作成した穂高岳と槍ヶ岳エリアのkml形式地図を公開しました。国土地理院の基盤地図情報を元に作成した等高線地図です。

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図(国土基本情報20
万)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平29情使、 第520号)」

等高線と道路(登山道)が表示された白地図ですが、Garmin GPSでカスタムマップとして使用できます。

至れり尽くせりの登山地図も多いですが、必要最低限の情報で登山したい場合におすすめです。良かったら使ってみてください。

特徴は、500mごとに等高線の色が変わることと、登山道沿いに集中して等高線の標高値を載せています。

使う時は、地図が正しい位置に表示されることを前もって確認しておいてください。免責事項のとおり当方は一切の責任は負いません。

google earthで表示しても面白いので、やってみてください。

奥穂高岳の標高が3191mあることが判明?

テレビ番組の「林先生の初耳学」で、奥穂高岳(3190m)の標高を最新のGPSで測るという試みがなされました。

奥穂高岳の測量は1975年で、かなり昔です。標高日本第三位で北アルプスの盟主である奥穂高岳が、こんなに測量されていなかったのかと驚きですが、奥穂高岳には三角点がないため、測量の対象にならなかったようです。

そこで番組では、最新の測量機器による測定を行いました。すると奥穂高岳の標高は3191mを上回っていることが判明しました。今後、国土地理院がどう動くかは分かりませんが、標高が修正されて再び単独日本第三位になるかもしれません。

また、奥穂高岳山頂にはケルンがありますから、ほぼ日本第二位の高さに上がれることになります。

間ノ岳は再び日本第4位になるかもしれませんが、南アルプスは100年に数十センチ高くなっていますから、また返り咲くかもしれません。その間ノ岳ですが、昔はもっと高かったのですが、山頂部が崩れて今のようになったというような記述を見たことがあります。

北アルプスの今の隆起量がどうなのかは分かりません。けれど、槍ヶ岳を含めて日本第二位から五位までの標高の差は小さく、実質同じと言ってもよさそうです。槍ヶ岳も山頂部を均さなければ、もっと高かったのではないでしょうか。