国土地理院地図の購入について

2018年6月19日

さっぽろ周辺マップは国土地理院の地図を使用していますが、国土地理院がWebで提供している地図画像は使用せず、数値地図を購入して独自GIS(JSMAP2)を使用することにより地図を作成しています。

国土地理院の地図は、地理院地図としてWeb上や対応アプリ(カシミール3Dなど)で見ることができますが、独自の表現の地図を作る場合は、数値地図データを使う必要があります。

もう少し詳しく紹介しましょう。

1.数値地図(国土基本情報20万)

さっぽろ周辺マップが使用している数値地図は、「数値地図(国土基本情報20万)」です。その中には、道路や鉄道などの数値データがたくさん入っています。さっぽろ周辺マップでは

・道路 (※現在未使用)
・鉄道 (※現在未使用)
・地名
・海岸線
・川/湖
・市町村境界

などを利用しています。

2.国土地理院の地図の購入先は?

数値地図(国土基本情報20万)は、国土地理院のホームページからのフリーダウンロードには対応していません。日本地図センターから購入する必要があります。

日本地図センターのホームページには、いろいろな地図があります。数値地図データはアプリを使わないと見ることができませんが、地図画像データであれば、画像ビューアで誰でも楽しむことができます。個人で印刷することも容易でしょう。

例えば、数値地図(国土基本情報20万)に対応する地図画像として、「電子地形図20万」が用意されています。地図画像なので編集はできませんが、お手軽に確認できるのでおすすめです。

3.国土地理院の他の地図は?

そもそも国土地理院は、「電子国土基本図」という地図を整備しています。この地図から各種地図が提供されています。

基盤地図情報

基盤地図情報は数値地図データで、国土地理院のホームページからフリーダウンロードができて便利です。ただ、データには偏りがあるため、汎用的な地図の作成には向きません。

電子地形図25000と数値地図(国土基本情報)

この二つは、さっぽろ周辺マップで使っている20万分の1と同列で、2万5千分の1に対応する地図画像と数値地図です。詳細地図を作成するなら、2万5千分の1地図が不可欠です。

さっぽろ周辺マップで使うとすると、相当の枚数の地図を購入しなければなりません。ちょっと無理ですね。

4.やっぱり基本は国土地理院地図!

最近はgoogleやyahooの地図が多く使われますが、国土地理院の地図だって便利です。確かに、日常生活においてはgoogleやyahooの地図が便利ですが、便利情報が主体となっていて、その土地の特色を表すものではありません。

国土地理院の地図を眺めると、その情景が見えてきます。市街地や畑、広葉樹や針葉樹の森、崖など、土地の特色は国土地理院の地図が適しています。そして、地図の正確さも地理院地図が一番です。登山に行く時も、便利な登山地図も使いますが、信頼できるのは国土地理院の地図です。

みなさんも、国土地理院の地図を活用してみてはいかがでしょうか。