JSMAP2地図の東京版β公開

私の作成する地図「JSMAP2」は、タイル地図にてWeb公開していますが、北海道に加えて東京も公開する運びとなりました。ただし、しばらくはβ版での公開となります。また、JSMAP2公式サイトでは、大画面で地図を確認できます。

東京版は情報量がとても多く、北海道のような構成とはなりませんでした。それは、鉄道や道路だけで画面がいっぱいになってしまい、それ以上の情報は載せられないからです。そこで東京エリアは、自分のような田舎者が東京の地理を最低限に把握できるような構成になっています。

まだ、納得のいかない場所も多いですし、駅の確認も不十分ですので、しばらくはβ版となります。間違いがあるかもしれませんので、使用には十分注意をしてください。

JSMAP2地図の東京エリアにおけるタイル地図作成までは、以下の手順を踏んでいます。

1.数値地図(国土基本情報20万)の購入

地図を作成するにしても、ベースとなる地図が必要となります。JSMAP2の東京エリアでは、「国土地理院の数値地図(国土基本情報20万)」を購入して利用しています。以下のサイトから購入できます。

また、この地図を利用するために、国土地理院から測量成果使用の承認を受けています。

「測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 5JHs 384」

(承認は、1年ごとの更新が必要)

詳しくは、以下の国土地理院ページを参照してください。

2.追加データの収集と作成

JSMAP2地図は、数値地図(国土基本情報20万)だけではなく、追加データも使います。それは、違反にならない範囲で集めたり、作成したデータです。東京エリアでは第三者データを直接利用していませんが、北海道エリアではOpenStreetMapの数値データを多く利用しています。

3.Windowsアプリケーション「JSMAP2」で地図作成

地図の作成は、私が作成したWindowsアプリケーション「JSMAP2」を使っています。これは非公開で申し訳ないのですが、皆さんが作る場合でも「QGIS」を使えば作成できます(ずっと高性能)。しかしながら、著作権など、使用範囲を十分に守って作成してください。

地図は最終的に、数値地図(国土基本情報20万)の1エリアをラスタ地図(地図画像)にする形で出力します。

4.QGISでラスタ地図を管理する

出力したラスタ地図は、PCアプリケーション「QGIS」で管理します。そして、QGISを使ってタイル地図に変換します。これらの方法は、以下の記事で紹介しています。

タイル地図化すると、画像の劣化が顕著になってしまう問題が解決できていません。どのようにすると劣化が少なくて済むのかを、今後考えていきたいです。

5.自分専用の地図を作成してみよう!

GoogleマップやYahoo地図など、世の中には優れた地図がいっぱいあります。それらを自分なりにカスタマイズするという手もありますが、自分の好きなように表現した独自の地図も良いものです。そして、タイル地図にしてWeb公開することもできるようになりました。大変ですけれど、挑戦してみたい方はぜひやってみてください。