日本の民間ロケット射場 ~ 小型ロケット需要に応えます

地図アプリ「日本周遊マップ」に種子島内之浦ロケット射場を載せていますが、せっかくなので新バージョン(ver 2.742)に民間のロケット射場を追加しました。

民間のロケット射場は、需要が見込まれる小型ロケットの打ち上げ用に造られています。それでは、簡単にご紹介します。

1.インターステラテクノロジズ ロケット射場

rocket launch1

北海道大樹町当縁川河口に、インターステラテクノロジズ社ロケット射場があります。近くには多目的航空公園がありますし、帯広空港からもそれほど離れていない良い立地条件にあります。

今まではLaunch Complex-0(LC-0)射場を使ってMOMOロケットを打ち上げてきましたが、いよいよ人工衛星打ち上げ用のZEROロケット用であるLaunch Complex-1(LC-1)が稼働します。

rocket launch2
出典:Interstellar Technologies公式

ZEROの打ち上げは2023年度に予定されています。(今のところ、予定変更はありません)

2.スペースワン ロケット射場

rocket launch3

和歌山県東牟婁郡串本町田原地区に、スペースワン社ロケット射場が建設中です(調べましたが、具体的な場所を確認できませんでした)。スペースワン社は、キヤノン電子株式会社、株式会社 IHI エアロスペース、清水建設株式会社、株式会社日本政策投資銀行が出資しており、大きな期待が持たれています。

スペースワン社のロケットは、固体燃料を用いていることが特徴です。そのため、燃料の注入作業がないことから迅速な打ち上げが行えます。依頼から7日程度で打ち上げもできるようです。これであれば、他との明らかな差別化ができると思います。

しかし、予定が大幅に遅延しており、2017年度に初打ち上げの予定が、直近では2023年2月を予定しています。ちょっと遅れ過ぎなのではと心配しています。

3.世界の競合と戦えるか

rocket launch4
StockSnapによるPixabayからの画像

小型ロケット需要を見越して、世界各国の民間会社がロケット開発しています。特に先行しているのが、ロケットラボ社エレクトロンロケットで、既に数々の実績が上がっています。これらのロケットと差別化をどう図れるかがポイントとなりそうです。

アストラ・スペース社アストラロケットは、打ち上げ失敗が重なって開発を断念しました(より大きいロケット開発に移行したようです)。厳しい競争になるとは思いますが、やっぱり駄目でしたという結果だけは避けて欲しいです。少なくとも、ある程度の実績を残して欲しいと願わずにいられません。

今後、追記予定。