沖ノ鳥島 ~ 日本の最南端です!

2022年2月5日

出典:Wikimedia Commons ※現在、観測所は更新されています

前回、南鳥島を紹介しましたが、せっかくなので沖ノ鳥島も紹介します。沖ノ鳥島も、南鳥島と同様に本土から際立って離れた島です。

それでは、地図アプリケーション「日本周遊マップ」を使用して見てみましょう。

※OpenStreetMapの沖ノ鳥島の地図が若干古いです。実際と若干異なるかもしれないことをご了承願います。

まずは、おおまかな位置関係から。沖ノ鳥島南硫黄島よりさらに南にある島です。大東島よりは東ですが、硫黄島よりは西にあります。また、北回帰線よりも南にあることから、太陽が真上を通る日本唯一の領土です。このように、沖ノ鳥島は日本にとって貴重な島です。

そんな沖ノ鳥島ですが、陸地がほとんどありません。領海の円で存在が分かりますが、なかなか島の輪郭を確認できません。スケールが15kmになって、ようやく姿を現しました。しかし、環礁として確認できる状態です。

ここまで拡大しても、環礁の存在を確認できるのみです。

ようやく、沖ノ鳥島の文字が出てきました。ここまで拡大すると、サンゴ礁だけでなく、海上に何かあるみたいです。

地上にあるものが分かってきました。わずかに海上に陸地として存在する北小島東小島があります。また、沖ノ鳥島灯台があります。(※現在は、新観測所に移転)

北小島東小島によく似た形の陸地がありますが、人工的に作られており、観測所基盤と呼ばれています。

このように陸地は非常に限られますが、環礁自体は南鳥島並みの大きさがあります。まだまだ活用の方法がありそうです。

北小島です。北にあるわけではなく、西にあるのですが北小島の名称です。実際の北小島は海上にわずかに顔を出すだけです。その周囲を護岸して、波の浸食を防いでいます。

東小島も同様に周囲を護岸されています。

左が観測所基盤と呼ばれていて、ヘリポートと船着き場の役割のようです。灯台と建物があったプラットホームは杭を残して撤去され、右側に新観測所が建てられました。※新観測所は、地図の位置とずれているかもしれません

沖ノ鳥島の陸地はほとんどありませんが、サンゴの成長による陸地化が行われる予定です。手をこまねいていては、いずれ水没してしまうでしょう。でも、それでも十分島だと思いますが。干潮になれば、海上に出る部分も多いようです。

ここも、観光地として利用できれば良いですね。何しろ、日本なのに熱帯に所属します。太陽が真上に来る場所なのですから、利用できないものでしょうか。期待したいです。

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