Androidアプリ作成講座 プロローグ

2018年7月28日

スマートフォンが身近なアイテムになったため、自分でアプリを作りたいと思う人も増えていると思います。しかし、Androidアプリの作成は簡単ではありません。特に、googleが提供する開発ツール「Android Studio」はJava言語を使うもので、プログラミングの基礎を学ぶ必要があります。

Androidアプリは、HTML5とJava Scriptを使ったWeb技術でも作成することができます、おそらく、Web技術を使う方が簡単です。しかし、google自体が開発ツールを用意しているのですから、それを使う方がおすすめです。google以外の開発ツールを使うと、googleの仕様変更に振り回される可能性があります。Android Studioでさえ、結構振り回されているのが現実です。

そこでkuniiyasoftでも、Android Studioを使ったプログラムの作成講座を始めることにしました。講座のコンセプトについて、これから述べたいと思います。説明で分かりづらい部分があるかもしれませんが、無料でAndroidのプログラムを知りたい人は、お付き合いください。

1.古典的アプリを作成する

私はWindowsの3.1レベルからプログラミングをしています。いや、もっと昔は8ビットパソコンでプログラミングしていました。その頃にパソコンを買った人は、だいたいプログラムをしていました。パソコンを買ったらBASICでプログラムを組むということが、パソコンの利用法の一つだったのです。

そこで、今回のプログラミング講座でも、BASICプログラムの基礎である、画面に円を描いて、それを移動するということをやってみます。スマートフォンアプリは、画面にアイコンやボタンを配置してアプリを作成することが多いですが、画面に直接グラフィックを書き込むという、古典的であり、ある意味反則的なプログラムを作ります。

2.アプリをもう少し詳しく紹介

スマートフォンの画面の上部に円を描いて、それを下に移動させるプログラムを作ります。そこまでに必要な作業を細かく紹介していきたいと思います。

3.前準備は?

パソコン側の準備

Android Studioは、パソコン上で動作します。そのため、Windows / Linux / Macなどのパソコンが必要です。

また、Android Studioのインストールが必要です。当講座ではインストールの説明はしないので、ネットで調べてインストール作業を完了させてください。

Javaの勉強が必要

Androidのプログラミングには、Java言語を使います。そのため、Java言語を習得する必要があります。Java言語はオブジェクト指向言語なので、オブジェクト指向もマスターする必要があります。

でも、Java言語を学ぶ位なら、C++言語を学んだほうが良いと思います。C++言語はJava言語よりもコンピューターの奥まで操作できる言語であり、C++がわかればJava言語はすぐマスターできます。

4.次回から講座をスタートします

いかがでしたか。それでは、次回よりプログラミングを開始します。

(LIST)古典的Androidアプリ作成講座

Androidアプリ作成講座 プロローグ
Androidアプリ作成講座 1-プロジェクトを作る
Androidアプリ作成講座 2-プロジェクトを確認する
Androidアプリ作成講座 3-エミュレーター環境を作る
Androidアプリ作成講座 4-SurfaceViewクラスを作成する
Androidアプリ作成講座 5-SurfaceViewをActivityにセットする
Androidアプリ作成講座 6-SurfaceViewがイベントを受け取れるようにする
Androidアプリ作成講座 7-キャンバス上で描画する
Androidアプリ作成講座 8-円を描画する
Androidアプリ作成講座 9-デバッガを使ってみよう
Androidアプリ作成講座 10-Animationクラスを使う
Androidアプリ作成講座 11-円移動のソース