投資について考えてみる ~ 全ての人に必要なもの?
平均所得が30年も変わらない日本では、投資で所得を増やすことが推奨されています。でも、本当に増やすことができるのでしょうか。
そこで、投資について調べてみました。これは、私の忘備録として記事にしたものです。(間違っている部分はご指摘頂けるとありがたいです)
それでは、見ていきましょう。
1.投資の種類
個人で行う投資には、主に以下のようなものがあります。
- 個人向け国債
- 投資信託
- 株式
個人向け国債は、元金割れがない代わりに金利が少ない(0.05%ほど)です。これでは、購入資金が多くないと、小遣いにもなりません。普通預金に眠らせているよりはマシかもしれませんが、候補外です。
次に株式ですが、これは知識が必要なことと、株式市場の動向を常に見なければなりません。そういう時間は取れないので、やはり候補外となります。
最後に投資信託ですが、これは、信託と言う通り、投資をプロの人に任せて、自分は資金を出して利益を得る方法です。投資の運用会社は、リスクの少ない投資からハイリスク・ハイリターンな投資の商品を用意しています。個人はその商品を購入し、運用会社に投資を任せます。これであれば、自分が投資に要する時間が少なくて済みます。
このように、個人が投資をするとすれば、投資信託がおすすめです。それでは、投資信託について詳しく見てみます。
2.どの投資信託を選べばいいのか
投資信託にも様々な種類があり、すべて理解するには時間が掛かります。そこで、投資初心者向けに積み立てNISAという投資信託があります。
積み立てNISAは、少額投資(年間40万円まで)で長期間(最大20年)続ける投資信託です。特徴は、運用益が非課税になることです。通常は20%が課税されるので、NISAは絶好の投資になります。
また、積み立てではないNISAもありますが、こちらは5年間の比較的短期間で年間最大120万を投資する、初心者には少し難しい投資になります(2024年1月から制度変更あり)。また、NISAは投資信託だけに限定されていませんので、やはり初心者なら積み立てNISAで安全に投資をするべきでしょう。
3.積み立てNISAで得られる運用益は
ところで、積み立てNISAで、どの程度の運用益が期待できるものなのでしょうか。それを計算できるサイトがいくつかあります。(手で計算してもできますが、手っ取り早い)
今回は、auカブコム証券さんのサイトを使わせて頂きます。私は毎月5,000円程度の投資しか考えていないので、5,000円を10年間続けたとします。利益が年間3%程度期待できる商品を続けたとすると、運用益は
98,960円
です。今の普通預金の金利を考えれば大きい金額ですが、1年の利益で考えると9,896円です。これって結構微妙です。
もちろん、年率5%~7%を期待できる商品を選べばより大きな利益が可能ですが、必ず利益が出るわけではなくて、それだけ損失する危険性も高まります。やはり積み立てNISAでも、非課税枠ぎりぎりまで投資しないと大きなリターンは期待できません。
ちなみに、毎月30,000円を投資して20年続けたとすると、
2,629,817円
の運用益が出ます。これは大きい!と思うかもしれませんが、20年間に7,200,000円を投入しての利益です。私のような年齢だと20年後は生きていないかもしれないし、その時に利益を得ても体が衰えていて出来ることが限られます。時はお金で買えません。それなら、投資に充てる金額を、自分のやりたいことに活用する方が良いかもしれないです。
少なくとも私にとっては、投資が決して良いものではなさそうです。数字から見ても、サイト運営に力を入れる方がベターだと思っています。(投資以上に不安定ですが)
4.50歳以下ならメリットが大きいが。。
投資について調べた結果ですが、生活に余力がない人ほど投資による恩恵も少ないと言えそうです。国は本当に、全ての人に投資をしてもらって、利益を倍増させようとしているのでしょうか。投資は損することも十分あるものですから、場合によっては、さらなる破産者を増やす結果になりかねません。
50歳以下の方なら、まだまだ先が長いですから投資をするべきでしょう。しかし、それ以上の年齢ならば、残された時間を有効に活用することを考える必要がありそうです。
これは、あくまでも私の考えでの結論です。私の理解が違っているかもしれないですし、人によっては、人生100年を見越した資金運用をしたいと考えるでしょう。
私も、まったく投資をしないというわけではありません。お遊び程度の投資をしてみたいと思います。積み立てNISAよりも少額でできる投資もありますし、物は試しで何かやってみたいと考えています。
続く。。かも。