久しぶりにYAMAPにログインしてみた ~ 2025年で無料ユーザーの制限とは?

登山などの行動ログを残すのに便利なYAMAPですが、登山をしなくなったのでしばらく放置していました。しかしながら、山菜採りやキノコ採り、釣りなどにはまだ行っているので、YAMAPを使うと便利なのではと思い、久しぶりにYAMAPを使ってみました。
※内容に間違いがありましたらご連絡ください。
1.無料ユーザーに課せられる制限
2025年7月末現在で、YAMAP無料ユーザーに課せられる主な制限を以下に示します。
1ヶ月にダウンロードできるYAMAP詳細地図が1枚まで

区間ごとのコースタイムやトイレ、危険個所など情報が豊富なYAMAP詳細地図はエリア毎に用意されており、YAMAPアプリでは必要とするエリアのダウンロードが必要です。そのダウンロードが、無料ユーザーでは1ヶ月に1回だけしかできません。
また、YAMAPアプリ内に保存できる地図も1枚に限られるので、1ヶ月に2回以上別エリアを登山する人は、2回目以降YAMAP詳細地図が利用できないことになります。ちょっと前までは2回ダウンロードできたので十分な人も多かったのですが、さすがに1回では少ない人の方が多そうです。
しかしながら、地理院地図で十分という人であれば、ダウンロードした地図で活動日記を取得すれば良いでしょう。すると、ダウンロードした地図の範囲外は地理院地図が表示されるので、それを頼りに登山すれば良いのです。地理院地図で十分な人は、私を含めて多くいらっしゃると思います。YAMAPアプリの操作方法を記事後半に用意しました。

そして、地図は重視せずにGPSログだけ取れれば良いのなら、YAMAPアプリの「地図なし活動」を選択すればできます。地図なしと言いますがGoogleマップは表示されますから、登山以外は地図なし活動を利用すると便利です。YAMAPアプリの操作方法を記事後半に用意しました。
1つの活動日記にアップロードできる写真が10枚まで

行動ログに写真が結びついていれば、写真を写した場所や時刻が明確に分かって便利です。その写真が10枚では、大多数の人で不足すると思います。
しかしながら、私を含めて写真をカメラ専用機で撮影する人ならば、わざわざ活動日記に写真を結びつけることは少ないでしょう。もしするとすれば、Windowsアプリケーションの定番「カシミール3D」で、落としたGPSログに写真を結びつけて管理します。この方がネットを介さずに管理できるので便利です。
活動日記を共有したい人には、10枚の制限はちょっと厳しいかもしれません。
活動データのダッシュボードは直近1年分しか閲覧できない

活動日記の標高やカロリーの統計情報を表示するダッシュボードですが、そこまで登山で必要とする人は少ないでしょう。
※最近使っていなかったので、上図は一ヵ月間だけの累計になってます。
その他
その他、YAMAP無料ユーザーは、見守り機能の一部やルート外れ警告などの拡張機能が使えません。しかしながら、決して必要な機能でもないでしょう。これからスマートフォンと衛星との直接通信が広まると、あまり必要としなくなると思います。
2.有料ユーザーになる必要はある?
2025年時点でYAMAP無料ユーザーの機能制限は増えましたが、決して使えないレベルではないと思います。無料ユーザーでも、行動ログを活動日記として活用できるのは便利なことでしょう。
しかしながら、有料ユーザーになると一気に機能が拡張されて便利になります。特に、パソコンを持たない人であれば有料ユーザーでないと不便ではないでしょうか。日本ではパソコンを持たない人が結構な確率でいるので、写真の管理など、有料ユーザーでないと不便な面が多いでしょう。
確かに、最初は無料だったものが次々に有料化されるYAMAPの経緯には、若干モヤモヤがあります。しかしながら、無料で提供されることが異常だったわけで、無料が当たり前のインターネット文化の方が問題なのだと思います。私もサイトを運営したりアプリケーションを出していますが、広告収入位しか活動資金を集められないのが現状です。もっと、対価を払う文化が根付いて欲しいと思います。
補足1:活動日記を取ってみる
帯広市にある「もりの山」の活動日記を取ってみます。私のスマートフォンのYAMAPアプリにダウンロードされている地図は「白雲山・ヌプカウシ山」ですが、構わず選択します。

YAMAPアプリで、フッターメニューの「のぼる」を選択し、「保存した地図」タブを選択します。すると、ダウンロードした地図一覧が出てきます。無料ユーザーですから、一つの地図しか表示されません。ダウンロードした地図の「地図を見る」をタップします。

選択した地図の詳細画面が表示されます。「地図を見る」を選択します。

地図が表示されます。当然ながら、ダウンロードしたエリアの地図が表示されます。構わずに「活動を開始」で活動日記を取得します。

行動ログの取得が始まりましたが、地図の位置が変わりません。そこで、赤枠の「現在位置の表示」アイコンをタップします。

もりの山の位置に地図が遷移しました。もりの山の地理院地図表記はないので分かりにくいですが、階段マークの先が山頂です。歩道は表示されているので、歩道を辿って階段に行き、山頂へ登ります。
行動後は、下部ウインドウで上へスワイプすると終了ボタンが出てきます。そして、「終了」をタップするとポップアップ画面が出てきて確認処理を行います。(画面のキャプチャーを忘れました)
再度「終了」をタップすれば、活動日記として保存されます。

パソコンでYAMAPの画面を表示し、活動日記を表示します。もりの山に登ったデータが表示されます。タイトルがデフォルト(白雲山・ヌプカウシ山)のままですから、「編集」をクリックして修正すると良いでしょう。
補足2:「地図なし活動」を取ってみる
帯広市緑ヶ丘公園で、「地図なし活動」を取得してみました。

下部フッターメニューで「のぼる」を選択し、上部タブで「地図なし活動」を選択します。次に「ウォーキング」か「ランニング」のどちらかをタップします。

地図なしと言いますが、Googleマップは表示されます。「活動を開始」をタップします。

行動ログ取得が始まります。

行動を終了したら、下部ウインドウで上へスワイプします。すると画面が拡張されて終了ボタンが出てきます。「終了」をタップするとポップアップ画面が表示されて「終了」をタップすることで活動日記が保存されます。

パソコンのYAMAPで活動日記を見てみます。緑ヶ丘公園のどこを歩いたかが一目瞭然です。登山ログを取るだけなら「地図なし活動」で十分ですね。