北海道新幹線 長万部 新八雲編


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2030年に札幌まで延伸される北海道新幹線の道南部分には、長万部駅と新八雲駅が作られます。町の人口が少ない場所に2駅できるわけですが、できてからの展望はどうなのでしょうか。見て行きましょう。

1.長万部駅

長万部町は、人口が5,500人ほどの小さな町ですが、ここに新幹線の駅ができます。長万部町は交通の要所にあり、国道5号線と37号線、JR函館本線と室蘭本線が交わる地点にあります。そのため、新幹線においても洞爺湖方面への停車駅として重要なため、駅ができます。

長万部駅は新築され、駅の前後が高架になります。このように、長万部は大きく変わろうとしています。このチャンスを生かさなければ、人口はさらに減って過疎化が進んでしまうでしょう。

2.新八雲駅


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八雲町は、人口が16,000人ほどの比較的大きな町です。ここに新幹線の駅ができるのですが、今の八雲駅から離れた場所に新しく作られます。場所的に新函館北斗駅の隣なので、利用客が1日500人程度と控えめな見込みです。それでも、新幹線が停まるチャンスを生かすべく、周辺整備構想が練られています。

その周辺整備構想ですが、新八雲駅は全国でも異例の牧草地に囲まれた駅になるとのことです。その牧草地には牛が放牧され、いかにも北海道という光景が繰り広げられます。そして駅前には農業関連施設を用意されるため、すぐに北海道観光を楽しめる話題の駅となりそうです。

3.長万部町のおすすめ


出典:Wikimedia Commons 二股らぢうむ温泉 石灰華

長万部といえば「かにめし」が有名です。噴火湾は毛ガニの名産地で、その身をたっぷりと使ったかにめしの駅弁はぜひとも食したいものです。
(※JR北海道は2019年2月28日をもって車内販売を終了しました。車内販売では一番人気と言える「かにめし」ですが、列車内では購入できなくなりました。長万部駅やいくつかの店舗ではこれからも購入できますが、残念ですね)

そして長万部には、特徴のある2つの温泉があります。市街地にある長万部温泉は、天然ガス試掘の際にいっしょに噴出した塩化物泉です。今一つ知名度がありませんが、湯量は豊富で数件の宿がある、ちょっとした温泉地です。温泉マニアの評価も高いので行ってみてはいかがでしょうか。

また、二股らぢうむ温泉は、長万部市街地から遠く離れた山の中にある温泉宿です。温泉の名前にあるとおり、ラジウムが含まれる温泉のため、血行促進などの効果が期待できます。そして、温泉の敷地にある石灰華ドームが特徴的です。温泉成分の堆積物がある温泉は多くありますが、これほど巨大に成長する例は少ないでしょう。

4.八雲町のおすすめ


出典:Wikimedia Commons 熊の湯

八雲町は温泉の宝庫です。八雲温泉をはじめ、見市温泉や平田内温泉、上の湯(銀婚湯温泉)など、小さな温泉地がたくさんあります。そして、見市川や落部川などには、未利用のお湯が出ている場所が多いです。都市圏から少し遠いために廃業になってしまった温泉も多いので、ぜひ利用して応援しましょう。

平田内川の上流に「熊の湯」があり、野天湯としてとても有名です。流れの激しい平田内川の横に、岩盤をくりぬいて出来た浴槽があり、ワイルドです。

5.長万部駅と新八雲駅のまとめ

長万部と新八雲に駅ができることで、両町のこれからの発展への道が開かれました。しかし新幹線が開業しても、それをうまく活かせる町とそうでない町が出てきます。まだ判断するには早いですが、既に開業している北海道新幹線の部分でも、木古内町はうまく活用しているのに対して、新函館北斗駅のある北斗市は、単なる乗換地点からなかなか抜け出せないでいます。

まだ開業まで10年以上ありますが(投稿時点)、開業後の発展に期待しましょう。