大雪湖 ~ 石狩川を堰き止めて出来た人造湖です

2020年10月8日

地図はJSMAP2を使って作成

大雪湖( Lake Daisetsu )」は、層雲峡の上流にある、石狩川を堰き止めて出来たダム湖です。日本で一番広い国立公園である大雪山国立公園ですが、自然に出来た湖は「然別湖」だけで、それ以外は人造湖です。そのため、大雪山国立公園内では「糠平湖」以外に観光で注目を浴びる湖が少ないです。

しかし、北海道一の大河である石狩川を堰き止めて出来た大雪湖は、もっと注目すべき湖だと思います。そこで今回は、大雪湖の魅力をご紹介します。

大雪湖へはかなりの回数行っていますが、写真を全然撮っていません。そのうち取材して補填の予定です。

1.大雪湖の概要

aiiroさんによる写真ACからの写真

大雪湖は、層雲峡から10kmほどの石狩川上流にあるダム湖です。石狩川の豊富な水を湛えた湖ですが、山岳地帯にあるため、湖面の広さはそれほどでもありません。また水位の変動が、他の大雪山国立公園内の人造湖よりも大きい気がします。

そして、大雪湖の湖面へ降りる正式な場所がないため、観光で足を止める人は少ないです。しかし、周囲に層雲峡や銀泉台、大雪高原温泉など有名な観光地があるため、最後の休憩ポイントとして利用されています。

でも、せっかく大雪湖で足を停めたのですから、大雪湖自体を眺めてみましょう。湖と2,000m前後の山々に囲まれた風景は、十分に見ごたえがあります。

管理事務所にある展望台
aiiroさんによる写真ACからの写真

大雪湖にはダムの管理事務所がありますので、休憩を兼ねてダムカードをもらうのも良いでしょう。

2. 大雪道路情報ターミナル

大雪湖管理事務所と並んで休憩に最適な場所として、「 大雪道路情報ターミナル 」があります。ここには駐車場とトイレがあり、休憩ポイントとして絶好の場所です。また、「大雪プラザ273」という大雪山の展示コーナーがあります。

大雪道路情報ターミナルは車中泊する場所としても良く利用されていますが、キャンプ指定地ではないのでテントを貼るのは控えましょう。

ここから道路の反対側に、大雪湖の半島に沿って道が付いています。その道を歩いて行くと、大雪湖を良く眺められると思います。しかし、ダム湖のため水位が安定しないことと、急に深くなることから、湖岸には近づかない方が良いでしょう。

3.大雪レイクサイド

大雪レイクサイド」は、石狩川が大雪湖に流れ込むインレットの左岸にある管理地です。特に入口に案内がないため、普段は素通りする人がほとんどです。

しかし、紅葉の季節に銀泉台や大雪高原温泉へ向かう道がマイカー規制で通れなくなると、シャトルバスによる代行輸送が始まり、レイクサイドは発着点として利用されます。

銀泉台と高原沼という日本を代表する紅葉を見ようという人は多く、レイクサイドは賑わいます。駐車場は数多くの車で埋まり、バスを管理する人や観光客で、レイクサイトは3週間ほど大繁盛します。

でも、紅葉の時期以外もレイクサイドは開放されています。日中であれば、散策したりランチを食べたりできます。トイレも使えるので、のんびりと避暑をするのに最適です。ただし、バーベキューをしたり、キャンプをするのは禁止です。

レイクサイト内にはヘリポートもあり、大雪山の緊急避難先としての面もあるようです。また、ヒグマの出没もあるので、十分に対策を取って楽しんでください。

4.大雪湖の釣り

出典:youtube シマノ 釣り百景より

大雪湖には、ニジマス、アメマス、オショロコマなどが生息しています。ただし、ニジマスは最近かなり少ないようです。

潅水面積が広い大雪湖ですが、大雪湖へ降りられる場所は限られています。その少ないポイントを紹介します。

ホロカ石狩川合流点

ホロカ石狩川が大雪湖に流れ込む場所は、国道がすぐ傍であることと大雪情報ターミナルも近いことで、釣り人が多いです。ただし、湖は急に深いのでライフジャケットを付けることが望ましいです。

石狩川インレット

石狩川が大雪湖に流れ込むインレット部分は、大アメマスが釣れることで有名です。そしてインレットの部分でも湖側ではなく、石狩川の部分で釣ることが多いです。水量が多いのとアメマスの魚体が大きいため、大きめのタックルが良いでしょう。

石狩川をさらに遡ると、大きな砂防ダムがあります。この砂防ダムからインレットまでが、大アメマスを釣るポイントです。その魅力は、釣り番組の「釣り百景」でも紹介されています。

番組では層雲峡付近の釣り場も紹介されています。ぜひ、釣りを楽しんでください。

5.アクセス

大雪湖へ行くための公共交通機関ですが、夏の間のみ大雪湖行きのバスが運行されます。これは、層雲峡から大雪情報ターミナルとの間で往復します。

また、層雲峡から銀泉台へ向かうバスが夏季に運行されますが、大雪湖には寄りません。そのほか、帯広と旭川を結ぶ都市間バスも、大雪湖では降りられないようです(降りた後、困りますが)

2020年は新型コロナウイルスのため、運行が不確定です。路線を運行する道北バスのサイトで確認してください。1台のバスに乗れる人数や、入山者数も制限されるので、前もっての確認をしてください。

6.大雪湖をベースに山へ行こう!

高原温泉の紅葉

大雪湖を紹介しましたが、アウトドアに興味が少ない人には魅力が足りなかったかもしれません。しかし、大雪湖から先にある銀泉台や大雪高原温泉は、素晴らしい景色の観光地です。大雪湖で一旦休憩し、大雪山の素晴らしい景色を見に行って欲しいです。

広い大雪山国立公園を見て歩くには拠点が必要です。大雪山の東側を訪れるベースとして、大雪湖をぜひ利用してみてください。