Android App Bundleパッケージの作成 ~ playストアに登録しよう!

Android Studioを使ってアプリケーションが完成したら、playストアに登録して全世界の人に使って欲しいですよね。

そのためには、アプリケーションをplayストアに登録できる形式にしなければなりません。その形式は、Android App Bundle形式です。2021年8月から、Android App Bundle形式が必須になりました。

今回は、WF-Cameraの公開で必要になったので、Android App Bundle形式の作り方をついでに紹介します。

1.メニューから選択する

Android Studioメニューの「build」「Generate Signed Bundle / APK…」を選択します。

2.形式を選択する

playストアに登録するので、Android App Bundleを選択します。Nextボタンで移動します。

3.ストアと鍵を設定する

Android App Bundleには、署名が必要です。署名では、ストアの設定を行います。

そして、今回は最初のplayストアへの登録ということで、「Create New…」ボタンを押します。

4.ストア情報を保存するフォルダを選択する

ストア情報は、拡張子が「jks」のファイルで保存されます。その保存するフォルダを選択します。

フォルダ選択ダイアログを表示するアイコンをクリックします。

今回は、kunimiyasoft6.jksを新規作成しました。すでに、今までのアプリケーション用のjksファイルが存在しています。

OKボタンを押して終了します。

5.ストアと鍵の各指定

ストアの指定を行います。赤枠の部分を設定してください。任意のパスワードを用意して、設定します。

Certificateを赤枠にしていませんが、必要です。一番上の項目が入力されていれば通ります。

OKボタンを押して、終了します。

エラーが発生(ver 4.2.2)

今回、上の設定でエラーが発生しました。

pkcs12キーストアでは、ストアのパスワードと鍵のパスワードが異なる状況はサポートされません。ユーザーが指定した-keypassの値は無視します。

今までこんなエラーは発生しませんでしたが、何度やっても怒られます。仕方ないので、メッセージの通り、ストアのパスワードを同じにしたら通りました。これについては、後日追記します。

6.設定を確認

今までの設定を確認します。良ければNextボタンで移動します。

Export encryped key for..にチェックを入れていますが、これは新規で作成した時はチェックします。すると、指定したフォルダにprivate_key.pepkというファイルができます。このファイルは、Google Play Consoleの「アプリの署名」で使用します。

google play Consoleについては、今回は説明しません。それに、private_key.pepkをアップロードしなくても、今までは問題ありませんでした。この辺は、後日追記します。

7.リリースとデバッグの選択

作成するパッケージがデバッグ用かリリース用かを指定します。デバッグにすれば、問題が発生した場合の追跡に便利だと思いますが、私はリリースしか選んだことがありません。

Finishボタンを押すと、ビルドが開始されます。

8.できたパッケージを確認する

ビルドが終わったら、完成したパッケージを確認します。プロジェクトの中にあるreleaseフォルダを見ます。

パッケージの名前はこのままでも良いですが、分かりやすいように変名すると良いでしょう。

9.世界中の人にプログラムを使ってもらおう!

これで、アプリケーションのパッケージが完成しました。この後、Google Play Consoleへ登録して審査が終了すれば、晴れて全世界に向けてアプリケーションが公開されます。

アプリケーションの開発には多くの工数を必要とします。ところが、投入した工数に見合う収益を得ることは大変難しいです。特にAndroidは無料のアプリケーションが多いため、有料のアプリケーションを出しても全然課金してもらえないといった事態が起こります。Androidアプリケーションで一発儲けるなんてことは、非常に難しいでしょう。

しかし、個人の趣味で収益関係なく作成するのなら、アプリケーション開発もありだと思います。自分の作成したアプリケーションが日本のみならず、世界の人に使ってもらえるのは、十分やりがいのあることだと思うのです。

ぜひ、みなさんもアプリケーションを作成してplayストアに登録してみてください。