石山緑地 ~ 札幌軟石採石場の跡を利用した公園です

2019年6月4日

「JSMAP2地図」地図アプリ「さっぽろ周辺マップ ライト3」で利用できます。

札幌中心部から支笏湖方面へ向かい、平岸通りと交差する先に「石山緑地」があります。ここには白色の崖の露頭が続いており、その露頭下が公園として整備されています。

一見、自然の地形を利用した公園のようですが、採石場跡を利用したユニークな公園です。それでは詳しく紹介しましょう。

1.石山緑地とは

石山緑地は、「札幌軟石」の採石場跡を整備して作られた公園です。公園は小高い丘にありますが、採石により丘が削られて露頭がむき出しになっています。その採石が行われた跡の部分を中心に公園として整備されました。

出典:Wikimedia Commons

写真のように、採石跡の窪地を利用して整備されています。まるで古代のギリシャやローマのような建築物に見えますね。段差が椅子替わりになるので、多くの人が座れます。そして中央部にはステージもあり、野外コンサートも行われています。ここは、「ネガティブマウンド」という名称が付けられています。

このネガティブマウンドを利用して、「いしやま キャンドルナイト」が行われます。これは、被災地への祈りと、石山地区の活性化を目的としたキャンドルを灯すイベントです。2019年は8月31日(土)を予定しています。詳しくは、公式サイトをご覧ください。

園内には、芸術的な噴水をはじめとして彫刻物も点在します。このように、札幌の住宅街にありながら別世界に迷い込んだ感じを受ける公園です。

ここまで紹介したのは石山緑地の「南ブロック」にあるものですが、反対側にある「北ブロック」にはテニスコートやゲートボール場などの公園ならではの施設があります。また水遊び場もあるなど、行楽に適した公園になっています。残念ながらバーベキューのできるスペースはないので注意してください。

2.札幌軟石とは

「札幌市資料館 1926年に建てられた札幌軟石を使った建物」

札幌軟石は、支笏湖周辺の火山活動による火砕流が固まってできた凝灰岩です。軟石と呼ばれるように切り出しが容易な岩石で、保湿性が高く硬度も適度にあるため、建築用資材として開拓時代に良く使われました。しかし、コンクリートや近代の優れた資材の登場により、利用されることは少なくなりました。

最近は札幌軟石を見直そうという動きがあり、札幌軟石を使用した建物の保全や、札幌軟石を利用した土産物などが作られています。また、身近なものになれば良いですね。

3.ヒグマ情報を確認しよう

石山緑地は、定山渓方面や支笏湖方面の山と繋がっています。そのため、ヒグマが山伝いにやってくることがあり、度々ニュースにもなります。もちろん、道路で森は分断されていますが、夜間には容易に横断もできるので、やってきても不思議はありません。幸い人身事故が起きていませんが、石山緑地のホームページでヒグマ情報を確認するようにしてください。

4.それぞれの公園を楽しもう

石山緑地の周辺には、真駒内公園藻南公園石山北公園など数多くの公園があります。札幌は、大都会でありながら市民がくつろげる場所に恵まれた都市と言えるでしょう。その公園にはそれぞれ特色がありますから、ひとつづつ楽しんでみてはいかがでしょうか。